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タウリンが多く含まれる
食品とは?

タウリンを摂るならまずたんぱく質を!

タウリンはアミノ酸の一種です。その中でも成分に硫黄を含有する含硫アミノ酸に分類されます。そのため、アミノ酸が集まってできるたんぱく質に多く含まれ、植物以外のほとんどの生物に存在していると言われています。

私たち人間の身体には体重の約0.1%のタウリンを保持しており、心臓、肺、肝臓、脳、骨髄などのあらゆる臓器や組織に広く分布していることから生命活動の維持に不可欠な成分として知られています。タウリンは数ある食材の中でも特に魚介類に多く含まれ、その魚介類の中でも特に多く含まれているのが牡蠣です。牡蠣には可食部100g中になんと1,000mg以上ものタウリンを含んでいます。牡蠣食材の可食部100gのタウリン含有量は以下のようになります。

  • 1牡蠣・・・1,130mg
  • 2ハマグリ…1,080mg
  • 3タコ・・・830mg
  • 4イカ・・・770mg
  • 5アサリ・・・380mg
  • 6しじみ・・・110mg

タコやイカはスーパーでも簡単に買えますし、料理のバリエーションも豊富ですので、取り入れやすい食材ですね。これらの食材の他にもエビ、いわし、さんま、鯵、ブリなどの魚介類には多く含まれています。お酒のおつまみとしてよくある「スルメ」ですが、表面に白い粉がついていることがありますよね!それこそがまさにタウリンなのです。

タウリンを摂取するにあたって

タウリンの良いところは、体の中で必要なところのみ効果を発揮し、不要なところでは何も作用しないという点です。また、摂り過ぎた分は尿と一緒に体外に排泄されますので、摂り過ぎても心配はありません。タウリンは魚介類に多く含まれていることや、体内でも合成することができるため、和食中心の食事であれば特に不足することはありません。

しかし、肉類が中心の食生活であったり、好き嫌いが多くて偏食しがちだったり、無理なダイエットで極端に食事量が減ってしまうと、タウリンを摂りいれることももちろん、体内でも合成もスムーズにいかなくなる可能性があります。普段の生活からバランスの良い食生活を心がけ、タウリンを上手に摂取しましょう。

profile

渋谷DSクリニック 林博之院長

2005年にダイエット・部分痩せ専門クリニックとして渋谷DSクリニックを開院。 ダイエット専門医師としてダイエットにおけるあらゆる独自のノウハウを培ってきたパイオニア的存在。 ヒトが持つ本来の美しさを活かし、正しいダイエット方法を全ての人に伝える。的確なアドバイスが評判。

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