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スクワレンとはどのような成分?

スクワレンとは?

スクワレンはサメ類の肝臓からできる肝油に含まれる不飽和脂肪酸の一種です。別名を「深海ザメエキス」といいます。水深300~1000mを超える場所に生息する深海ザメは、まったく光が当たらず、高水圧、希薄な酸素という悪環境にさらされています。生命を維持するために、肝臓が体重の25%と大きくなっており、肝臓の80%が脂質になっています。脂質は水圧に耐えるために浮き袋のようなはたらきを持ったり、酸素を体内に供給するスクワレンを作り出したりしているのです。

スクワレンは1906年に水産動物油脂の研究者である辻本満丸博士が、サメの肝油から発見しました。「スクアル(油ザメ)」科のサメの肝臓に多く含まれるので、その名前が付けられました。1931年にはスイスのチューリッヒ大学のカーラー教授がスクワレンの化学構造式を発表。スクワレンのはたらきや効能が明らかになりました。スクワレンは人間の体内では、皮膚、リンパ節、骨髄に特に多く存在します。

スクワレンとは?

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サプリ編集部

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