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スピルリナに含まれる
栄養成分とは?

高タンパクでビタミンやミネラルも豊富

スピルリナの栄養成分で特筆すべきは、以下の3つです。

  • 1タンパク質含有量が極めて高い大豆の乾物は約39%がタンパク質であるのに対し、スピルリナは60~70%と、畑の肉と言われる大豆のタンパク質含有量と比較しても、とても高いです。そして、必須アミノ酸の一種であるフェニルアラニンも含まれています。
  • 2高濃度のビタミン B群スピルリナが含むビタミンB群の多くは、ビタミンB12の類縁物質です。通常、ビタミンB12は動物性の食料に含まれているものであり、植物体には含まれていませんので、この点においてもスピルリナが非常に変わった食糧であることが分かります。
  • 3鉄分の多さスピルリナ10g当り、1.5mgほどの鉄分が、体内に吸収されると言われています。それ以外にも、スピルリナには30種類以上のビタミンやミネラル類が含まれています。

スピルリナの色素に含まれる成分

スピルリナには、クロロフィルa(緑色)、カロチノイド(橙黄色)、フィコシアニン(青色)の3種類の色素成分が含まれています。最後のフィコシアニンは、抗炎症作用、抗酸化作用、免疫力を高める作用などが認められる色素成分です。また、スピルリナの細胞の中には、リボ核酸(RNA)など大量の核物質が含まれていることも大きな特徴です。そして、スピルリナのような原始的な植物には、様々な効果が伝えられており、まだ解明されていない未知なる成分が色々と含有されている可能性があります。

profile

ナチュラルクリニック代々木 佐野正行 先生

豊橋市民病院や名古屋大学医学部付属病院 腫瘍外科(第一外科)、国立がん研究センター中央病院 外科などで、3000人以上の消化器系の疾患(主に腫瘍)の患者さんに対して、外科医として治療に携わってきました。 現在は、ナチュラルクリニック代々木で、サプリメントを併用した食生活改善の指導を行っています。

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