サポニンとはどんな成分?
サポニンは糖とサポゲニンによって構成される配糖体(糖とほかの成分が結合した有機化合物)で、植物の根、葉、茎などに含まれている苦みやえぐみ、渋みの成分です。高麗人参、田七人参、大豆、黒豆、小豆、桔梗、アマチャズル、ブドウの皮などに含まれており、植物により種類が異なるので高麗人参サポニン、大豆サポニン、黒豆サポニンなど、植物の名前がつけられています。特にマメ科の植物の含有率は高くなっています。
名前の「サポ」はラテン語で「石けん」を意味します。これはサポニンを水に溶かすと泡が出るからです。サポニンは水にも脂にも溶けて汚れを落とす効果を持つことから、古くから石けんの原料として使われてきました。平安時代にはサポニンを含むムクロジの果実の皮やサイカチの実をすりつぶして水に溶かし、洗濯やシャンプーなどにして使っていたと伝えられています。漢方でも古くから高麗人参や桔梗などが生薬として使われています。
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