サルビアはハーブの中でも特に強い抗酸化作用を持ち、「長寿のハーブ」としてアンチエイジングに効能がある植物です。サルビアの基礎知識や効能・効果をじっくり解説いたします。
サルビアはシソ科アキギリ属の1年性の植物で、ラテン語の「salvare(治療)」「salveo(健康)」が語源だと言われています。赤い花が多いですが、青、白、紫、サーモンピンクなどの色もあります。薬用に使われるセージ(薬用サルビア)もサルビアの仲間で、コモンセージと呼ばれ紫・白の花をつけます。パイナップルセージ、アメジストセージ、チェリーセージなど多年性のサルビアもあります。
薬用サルビアは、ハーブの中でもローズマリーと並んで特に強い抗酸化作用を持ちます。「長寿のハーブ」と呼ばれて高齢者の記憶力をアップさせるなどアンチエイジングに効能があると言われます。解熱・殺菌作用があり、口内炎、関節炎、筋肉痛を和らげ、疲労回復や強壮の効能や、消化を促進して胃腸を整える働きを持つほか、更年期障害や低血圧を改善する効果もあります。
薬用サルビアの生の葉や乾燥した葉をハーブティーにします。ハーブティーでうがいをすると歯肉炎・口内炎などの痛みが軽減し、食欲がないときや食べ過ぎたときにハーブティーを飲むことによって胃腸の働きが活性化されます。肉の臭みをとるので魚・肉料理と相性が良く、ソーセージや肉の加工品の香辛料にもなります。「ソーセージ」はサルビアが語源だと言われています。