リラクゼーションマッサージやアロマテラピーなどで使用されることの多いラベンダーの情報。ラベンダーの基礎知識や効果・効能などをじっくり解説いたします。
ラベンダーはシソ科に属する半木本性植物で、低木のような草本の通称です。ラベンダーの花は紫色が最もポピュラーですが、ピンクや白いものもあります。また花や茎、葉からは精油が抽出されるため、アロマテラピーとして使用されることで認知度の高い植物となっています。古代ギリシヤやローマなどでは薬や調理にも利用されてきた歴史があります。ラベンダーの語源は「洗う」という意味のラテン語といわれます。
ラベンダーの精油には優れた鎮静効果や鎮痛効果、殺菌や血圧降下作用があることが知られています。効果が多岐に渡るため、アロマテラビーの世界においてラベンダーの精油は最も広く利用される精油の1つになっています。合成のものではない100%天然のラベンダー精油であれば、少量の原液を直接肌につけても良いとされるほど、刺激も穏やかです。
ラベンダーには鎮痛作用、殺菌作用、抗炎症作用などがあることが知られています。入眠前の入浴の際にラベンダーの精油をバスタブに数滴垂らしたアロマバスを楽しんだりすると、眠りを助けてくれるとされます。ただしラベンダーには通経作用があるため、妊娠中の女性、特に初期の女性はラベンダーを用いることは避けた方がよいというのが一般的です。