ラクトースとはどんな成分?
ラクトースは炭水化物の一つで別名を乳糖といいます。グルコース(ブドウ糖)とガラクトースが結合した二糖類で、人間の母乳や牛乳などすべての哺乳類の乳汁に含まれる成分です。「糖」と呼ばれますが、砂糖とちがって甘みはほとんどありません。食品ではヨーグルトやチーズにも含まれています。母乳には7%、牛乳には5%のラクトースが含まれますが、ヨーグルトでは3%程度に含有量が減少します。体内に吸収されたラクトースは、小腸粘膜上皮細胞の表面にある微絨毛膜で、ラクターゼという消化酵素によってグルコースとガラクトースに分解され、腸から血液中に吸収されます。
乳糖は、植物ではモクセイ科のレンギョウの花粉にも含まれています。ちなみに、ギリシャ語で「ガラクト」が「乳」を、ラテン語では「ラクト」が「乳」を意味しています。
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