美容・健康茶として親しまれ、リラクゼーションマッサージやアロマテラピーなどでも使用されることの多いジャスミンの情報。ジャスミンの基礎知識や効果・効能などをじっくり解説いたします。
ジャスミンとはモクセイ科ソケイ属の植物の総称です。ある種類のジャスミンは強い芳香を放つため香水やジャスミンティーの原料として用いられます。ほとんどの種類のジャスミンが観賞用として栽培されています。香りが強く大規模な栽培が行われているのがジャスミンのなかでもソケイとマツリカの2種です。世界中で人気のあるジャスミンは中近東から欧米の女性の名前としても用いられます。
特に中国でよく飲まれているジャスミンティー。茉莉花茶と呼ばれ、その芳醇な香りと爽やかな口当たりで昔から不老長寿の媚薬として愛飲されてきました。ジャスミンティーについて一般的に知られる効能は、「鎮静作用」「快眠作用」「リラックス作用」「利尿作用」です。特に利尿作用が強いため「むくみがすっきりした」「お腹がすっきりした」と感じる人も少なくなく、ダイエットティーのイメージもあるようです。
ジャスミンはアロマテラピーの世界でも大人気。ローズが「精油の女王」と称されるのに対し、ジャスミンは「精油の王」とも称されるほどです。アロマテラピーの世界では、ジャスミンの精油が生理痛やPMSを緩和する作用があることで知られます。あまりに高価なため、化学的に合成されたものも多く出回っていますが、できれば100%天然のものを使用したいものです。