フコキサンチンとはどんな成分なの?
フコキサンチンはカロテノイドの一種でオレンジ色の色素成分です。カロテノイドにはアルコールに溶けるカロテン類がありますが、フコキサンチンは、アルコールに溶けないキサントフィル類に分けられます。
フコキサンチンは野菜や果物、そして海草類に広く含まれます。特に海藻には豊富に含まれており、海藻の中でも褐藻や一部の珪藻に含まれて「褐藻素」とも呼ばれます。海藻の色が褐色になるのは、カロテノイドの色と海藻の表面に存在するクロロフィルという緑色の色素が混ざり合っているからです。人間の体内では、フコキサンチンがフコキサンチノールに変わって作用します。フコキサンチンは1914年に発見された成分で、化学構造は1969年に分かりました。がん、肥満、糖尿病などに効能があるとの研究報告がされています。いま非常に注目度の高い機能性成分がフコキサンチンなのです。
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