クエン酸の摂取方法
クエン酸には身体の根本的な働きである「エネルギー産生」に関っており、私たちが元気に過ごす為には欠かせない成分です。それでは、クエン酸は1日にどの位摂れば良いのでしょうか。摂取量の目安としては1日に2gを、スポーツをする習慣がある人や、疲労が溜まっている人は、少し多めの5gを目安として摂取すると良いでしょう。そのためには、クエン酸を含む食品をこまめに取ることが大切となります。当たり前ですがクエン酸だけでは健康になることはできません。普段から規則正しい生活やバランスの取れた食生活を心がけましょう。
せっかく摂取したクエン酸を効率よく体内で吸収させるために、摂取には以下のようなポイントがありますので意識してみてください。
- 数回に分けて摂る クエン酸は一度にたっぷり摂っても、時間が経つと体外に排出されてしまうので、こまめに補給する必要があります。
- ビタミンB群を一緒に摂る クエン酸を摂る際に、ビタミンB群を一緒に摂ることで、より効率のよいエネルギー産生ができます。
- スポーツ後は糖質も一緒に摂る スポーツの後には体力を消耗しているので、クエン酸と糖を含む100%ジュースや果物を補給するとリカバリーのためのエネルギー産生がスムーズに行なわれます。クエン酸と疲労回復については体感がある人も多いでしょう。
もちろん、クエン酸だけで元気になる、健康になるというものではありません。日頃から規則正しい生活をするとともに、バランスの取れた食生活を心がけましょう。
クエン酸の過剰摂取
クエン酸の副作用はあるのでしょうか。クエン酸は本来、医薬品ではないために決まった用法や摂取目安量がありません。また、レモンやグレープフルーツなどの食品に含まれるものなので、安全性が高い上にこれまでに問題となった副作用や健康被害のデータもありません。ですから安心して摂取して良い成分といえます。
ただしクエン酸は酸味の元ですから、酸っぱいのが苦手な人は糖類(砂糖やはちみつなど)と一緒に飲んだり食べたり、また甘く加工されたものから摂取することになりがちです。そうなると糖分などの過剰摂取になることは考えられます。
またクエン酸は1度に大量に摂ったり、1日1回摂ればよいというものではありません。毎日こまめに摂り続けることが、体内のTCAサイクルを活性化させてスムーズなエネルギー産生に繋がるので、食事のたびにフルーツや梅干し、酢の物を少量いただくというのも理想的な摂取方法です。
2005年にダイエット・部分痩せ専門クリニックとして渋谷DSクリニックを開院。 ダイエット専門医師としてダイエットにおけるあらゆる独自のノウハウを培ってきたパイオニア的存在。 ヒトが持つ本来の美しさを活かし、正しいダイエット方法を全ての人に伝える。的確なアドバイスが評判。