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クロムとはどのような成分?

クロムとは?

クロムとは代謝に関わる必須ミネラルのうちの一つです。人の体内には約2mg存在し、現在必須と考えられているミネラルの中では最も微量です。体内ではリンパ節、歯、肺などに多く存在しています。クロムは主に、糖質代謝、コレステロール代謝、結合組織代謝、たんぱく質代謝の維持に関係しています。

クロムは通常、3価クロム、6価クロムの状態で存在します。空気、水、土壌などの自然界に存在するクロムのほとんどは3価クロムと呼ばれるもので、栄養素としてのクロムも3価クロムです。
一方の6価クロムは人工的に生産されるもので、金属のメッキ加工などに使われています。6価クロムは酸化力が強く、有毒で非常に危険性があります。触れたり体内に入ったりすると、皮膚がんや肝臓障害、肺がんなどを引き起こす恐れがあります。過去にはメッキ工場などの廃液による水質汚染が、社会問題にもなりました。

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サプリ編集部

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