カプサイシンといえば、唐辛子です
ダイエットをはじめとして、美容と健康に作用することで有名なカプサイシンですが、食材では唐辛子に多く含まれます。唐辛子は、単品で料理に使われることもありますが、その多くが香辛料、調味料として使われています。唐辛子に含まれるカプサイシンにもばらつきがあります。カプサイシンは辛味成分ですので、もちろん辛いほど含有量が多いということになります。
唐辛子に含まれるカプサイシンの含有量は、辛味の少ないもので0.3%以内、一般的なもので0.5%前後、とても辛いもので0.7%以上となっています。唐辛子の中でも甘味品種に分類されるものとして、しし唐がありますが、こちらも辛味が強いものであればカプサイシンの含有量は高くなります。鷹の爪は辛味が強く、また、小さい果実の品種ほど辛味成分が多く含まれています。辛味は種子部と胎座部に多く、果肉部分には少量しか含まれていません。そのため、辛いのが苦手、という人は調理の際に唐辛子の種を抜くことで辛味を適度に抑えることが出来ます。
カプサイシンと相性の良い食品
唐辛子は、加熱したり冷凍したりと様々な環境においての耐性があるので、多くの調理法で楽しむことが出来ます。その中でも相性の良い食品・食べ方をご紹介します。カプサイシンをにんにくと一緒に摂取することで、新陳代謝を高める相乗効果があります(カプサイシンの働き)。また、イソフラボンを含む食品と一緒に摂ると、発毛につながるとも言われています(カプサイシンと育毛)。
イソフラボンは、豆乳や納豆、豆腐の原料となる大豆に多く含まれています。また、唐辛子にはカプサイシンだけでなく、ビタミンCも含まれます。新陳代謝を上げて発汗を促進しつつ、ビタミンCで免疫力を高めることが期待できるため、風邪を引いた時や食欲が落ちている時、疲労がなかなか回復されないときはいつもの食事に少し唐辛子をプラスするのもよいでしょう(カプサイシンの摂取目安量)。
現代人のストレスと疾患の関係に注目すると共に、東洋医学と西洋医学を融合させた独自の理論に基づき、芸能人やマスコミ関係者等のストレスが多く美への意識が高い方たちへの漢方カウンセリングを行ってきた。 現在、渋谷DSクリニックにおいて、DS美容漢方を提唱している。