ベラドンナとはどんな植物なの?
ベラドンナとはナス科オオカミナスビ属の植物です。名前はイタリア語で「bella donna」と綴り「美しい女性(淑女)」の意味を持ちます。瞳孔を開かせて目を大きく美しく見せるために、女性が点眼薬にベラドンナを使っていたことが名前の由来とされています。和名をオオカミナスビ、オオハシリドコロ、セイヨウハシリドコロともいいます。ヨーロッパやアフリカ、アジア、北アメリカなどで広く自生しており、日陰で石灰質を多く含む湿地を好む植物です。草丈は1~2mほどですが、5mにも及ぶ丈に成長するものもあります。夏にナスに似た赤紫色の花をつけ、花が終わると緑色の果実がなり、やがて黒色に変化します。
ベラドンナの果実や根茎、根には毒性の強いトロパンアルカロイドが含まれています。そのため、古く西洋では魔女が使う毒薬として「魔女の草」の異名がありました。ハシリドコロという名前の植物は日本特産の種類です。その名前は、ベラドンナを体内に摂取すると、中毒の初期症状として幻覚が表れたり、走り回ってしまう症状が出るところから名付けられています。
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