αリノレン酸を含む食品
αリノレン酸は、アマニやエゴマ、くるみに多く含まれます。アマニには、100g中24gのαリノレン酸が含まれており、植物の中では最も含有量が多くなっています。白菜やほうれん草などの野菜やアマニ油、菜種油、ひまわり油、しそ油など植物油にも含まれますが、αリノレン酸は酸化しやすい性質を持つので早めに使うことをおすすめします。熱にも弱く、加熱すると酸素と反応して過酸化脂質になります。過酸化脂質は過剰に摂ると下痢、吐き気、胸やけなどを引き起こす物質で、動脈硬化の原因にもなります。そのため炒め物やフライなどに使用するのはおすすめできません。ドレッシングや熱を加えないソースとして使うと効果が保たれます。
また保存にも注意が必要です。酸化による変質を避けるため、日光を避けて冷暗所で保存するように気をつけましょう。コーン油やベニバナ油、サラダ油などの植物油はリノール酸を含みます。リノール酸を摂り過ぎるとアレルギー症状が出ることがあるので、花粉症やアトピーなどの症状がある人は、炎症を抑える効果があるαリノレン酸を含む油を使って料理をすることをおすすめします。
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