ナチュラルクリニック代々木 佐野 正行先生

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一生つき合えるパーソナルドクター

ナチュラルクリニック代々木 医師 株式会社メディカル アンド ナレッジカンパニー 代表 & 産業医 佐野 正行

経歴

1995年名古屋大学医学部卒業。豊橋市民病院、国立がん研究センター中央病院、国立がん研究センター研究所、名古屋大学医学部附属病院、武蔵野陽和会病院、三鷹中央病院などを経て、2012年よりナチュラルクリニック代々木に勤務。同時に、株式会社メディカル アンド ナレッジ カンパニーを起業。

インタビュー

人の命を助けたくて医師になったという佐野正行先生。数々の現場を経験するうちに、外科医のいらない世界を願うようになり、病気以外の時にこそ、患者さんと関わることのできる医師になる必要があると考えるようになったという。正しい医療と知識を伝える身近なドクターとして活躍している。

クリニックのコンセプトと主に行っている
治療内容について教えてください。

できるだけ薬を処方せず、生活改善や安全なサプリメントの併用などにより細胞レベルの状態を改善する「ナチュラル栄養療法」で治療実績をあげている、補完医療の先駆的クリニックです。私たち一人ひとりに備わっている自然治癒力を引き出し、さらに高めていくことが、病を克服する最善の方法です。そのためには安易に薬に頼ることなく、食生活や生活習慣を見直すことが大切です。薬を服用中の方も、依存や副作用を減らしていけるように指導をしています(減薬指導)。クリニック以外では、最適な治療(対応)方法を一緒に考える「パーソナルドクター」としても活動し、多くの方々の健康をサポートしています。

そもそも佐野先生が医師を志すようになった
きっかけをお話しいただけますか。

小学3年生の時に、大腸の炎症性疾患(大腸から水分などを吸収できなくなる病気)にかかり、夏休みの間、ずっと入院をしていました。成長期に病気をしたため、成長が一次的に止まり、体力も低下しました。このことで同級生に深い負い目を感じるようになり、体の負担や不安は心の負担や不安になることを知りました。何より「健康は当たり前ではない!」ということに気づいたのです。

検査や治療は、自分だけでなく家族にも大きな負担となりました。時間的なものだけでなく、金銭的な負担も大きかったと思います。何より家族に大きな心配をかけてしまったことは、子どもながらに心苦しく思っていました。そんな中でも入院中は、担当の医師や看護師さんが温かく優しく接して勇気づけてくれました。そして、自分も医師を目指したいと思うようになりました。

実際に医師となってから治療方針にどのような変化が起こりましたか?

地元の名古屋大学医学部を卒業した後は、消化器外科医として、基幹病院・大学病院などで勤務をしながら、特に“がん”に対する治療を実践してきました。3,000人以上の患者さんの手術に携わりながら、病気になってしまってから治療することの困難さに気づくようになりました。「日頃から免疫力を高め自然治癒力を高めることが予防と治療の基本である」こと、「心と体は密接に関係しており、心に配慮した治療を行うことが重要である」ことを確信し、できるだけ未病時から診ることで心身の変化により早く気付いてあげたいと考えるようになりました。

パーソナルドクターという肩書きもお持ちですがどういう医師なのでしょう?

パーソナルドクターとは、「個人に最適な医療・健康のアドバイスを行う医師」です。健康な時から、一緒に楽しみながら心身のメンテナンスをしていく生涯のパートナーでありたいと考えています。

現代人は、死ぬまで健康で生活することが難しくなっています。特に生活習慣病の問題は深刻です。その人が最期の瞬間まで自分らしい人生を全うできるように、健康な時から、年齢・仕事・ライフスタイルなどを考慮した、食生活・睡眠・運動などに関する健康寿命を延ばすためのアドバイスをしています。体調が悪い時、病気の時は、担当医として最適な医療サポートを行います。

最後に患者さんへメッセージをお願いします。

ナチュラルクリニック代々木では、自然療法や栄養療法をメインに診療していますが、緊急時や症状によっては西洋医学の措置が重要になる場合があります。ひとつの健康法や治療法に固執せず、バランスの良い健康法や治療法を取り入れて下さい。それは一生同じではなく、年齢や環境などによって変わるので、専門家のアドバイスを上手に取り入れてみると良いでしょう。疲れが取れにくい、食欲不振が続く、手足が冷える、よく眠れないといった体から不調のサインが出はじめた段階で相談していただくことで、未病の段階で病気を防ぐことが可能になり、治療期間も短くすみます。ちょっとした不調の時にこそ、クリニックや医師を上手に利用してみてください。

基本情報


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