春到来!健康診断を受けよう

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健康診断を受けよう

桜の季節になりました。
過ごしやすい陽気に後押しされ、
新しい環境や新たな出会いにワクワクした気分で過ごしている方も多いはず。
また歓迎会などのパーティーシーズンでもありますよね。
この時期にすることの1つに「健康診断」がある、という人も少なくないのでは?
社会人、特に家族のいる方であれば、1年に1回は定期健康診断を受けるのは義務ともいえます。
ところが職場で無料受診できるにも関わらず「忙しい」「都合がつかない」といった理由で、
定期健康診断を受けない人は少なくないようです。
受診しない期間が長くなればなるほど、
次に受ける時に「もしかして何かひっかかるかも?」と不安な気持ちも高まります。
そうなる前に毎年しっかり受けること。
「いまの自分の状態」をしっかり把握しておくことで、病気が怖くなくなります。

なぜ健康診断を受けるのか

健康診断の目的と必要性

健康診断を受ける最大の目的は「病気の一次予防」です。健康な人が生活習慣の問題点がないかどうかをチェックする、あるいは加齢にともない生じている変化に意識を向けるために行っています。目安となる基準値内であっても「去年とは違う」と感じることがあれば、何か生活習慣に問題がないか確認しましょう。そしてもし何か見つかれば生活習慣を改善しておくことで病気になる前に予防することができるのです。

      

そしてもう1つが「病気の二次予防」。例え病気になっていたとしても、早期に発見し早期に治療に繋げられれば、肉体的、身体的、時間的に負担を大きく軽減することができるのです。 そして「健康な人」が受診する場合に最も注目すべきポイントはやはり「生活習慣病」が予防できているかどうかです。糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病には、必ず事前にサインがあります。それは血圧、総蛋白、LDLコレステロール値などの項目で確認できるものなのです。

健康診断の有効活用

健康診断を有効に利用する方法

せっかく時間をかけて健康診断を受診したのに、その結果が「良かった、イマイチだった」で終わりにしてはいませんか?それではもったいないのです。
健康診断を有効に活用するために以下のことを覚えておきましょう。

      

◯毎年欠かさず受診する
毎年受けなければ、過去の自分と比べることができません。生活習慣を健康的なものに意識すれば、年齢は1つ年を重ねても、健康状態は去年より良くなっている、肉体的に若返っているなんてこともあります。それも毎年受けていないと比較できません。言い訳せずに必ず毎年受診しましょう。

      

◯結果を熟読し家族と共有する
健康診断の結果が送られてきても、A~F等の判定だけ見て終わりなんて人も少なくないのでは?健康診断の結果の見方がわからなければ、かかりつけのお医者さんに見せてみてはいかがでしょう?詳しく解説してくれるはずです。気になることがある場合も同様です。こういう時のためにかかりつけ医を持っておくことも重要ですよね。
また受け取った結果は家族と共有することが大事です。一緒に暮らしている家族も同じような生活習慣をしていれば問題点は似通ってくることが多いからです。食生活を含む生活習慣の改善には家族の協力が不可欠です。家族と共有することでサポートしてもらいましょう。

      

◯「異常なし」でも油断しない
「異常なし」をみて「あぁ良かった」と思う人もいれば「なんだ、やっぱりそうか。受けるだけ時間のムダだったな」と思う人もいますよね。どちらにせよ、その結果に満足して油断してはいけません。体調は数ヶ月で変化することもあるのです。「先月の健診ではなにもなかったのに、今月になって◯◯が見つかった」という声も少なからずあるのです。いまの良い生活習慣を維持することはもちろん。もし多少不摂生しているのに結果が悪くなかったという場合はたまたまラッキーなだけ。油断せずに、できれば体重や血圧などはこまめにチェックし、健康づくりを日々の習慣としましょう。

      

◯二次検査、再検査と言われても恐れずに
二次検査や再検査を受けた結果、何でもなかったということもありますし、早期発見につながってラッキーだったということもあります。いずれにせよ、極度に恐れて検査から逃げる、検査の結果問題なかったからといって油断する、ということがないようにしましょう。

健康診断のチェック項目10個

これだけは頭にいれておきたい
編集部厳選!主要チェック項目10個

      

1.身長&体重
身長が少しずつ縮んでいる場合、猫背や骨の低下がないかをチェックしましょう。猫背は代謝を低下させる、筋肉を減少させる、骨を歪ませます。また身長の変化は骨密度のチェックにもつながります。体重は増やし過ぎ、減らし過ぎを避け、適正体重を維持するのが良いでしょう。

      

2.総コレステロール
数値が高すぎると動脈硬化、脂質代謝異常、甲状腺機能低下などが疑われ、低い場合は栄養吸収阻害、肝硬変などが疑われます。

      

3.HDLコレステロール
いわゆる善玉コレステロール値です。少なすぎると動脈硬化のリスクが高くなります。そのため数値が低い場合は脂質異常代謝、動脈硬化が疑われます。

      

4.LDLコレステロール
いわゆる悪玉コレステロール値です。多すぎると動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞のリスクを高めます。

      

5.中性脂肪(TGトリグリセリド)
数値が高いと動脈硬化のリスクが高まり、数値が低いと低栄養などが疑われます。

      

6.総タンパク
数値が低いと栄養障害、がんなどのリスクが、高いと慢性炎症脱水などが疑われます。

      

7.GOT(AST)とGPT(ALT)
GOTは心臓、筋肉、肝臓に多く存在する酵素で、GPTは肝臓に多く存在する酵素です。数値が高い場合は急性肝炎、脂肪肝、肝臓がん、アルコール性肝炎などが疑われ、GOTのみが高い場合、心筋梗塞などが疑われます。

      

8.γ-GTP
肝臓や胆道に異常があると血液中の数値が上昇します。

      

9.尿酸(UA)
排泄のバランスをチェックする値になります。高い場合は痛風や尿路結石のリスクが高くなります。

      

10.血糖値
高い場合は糖尿病、膵臓がん、ホルモン異常が疑われます。

      

11.尿蛋白
腎臓が損傷していると尿蛋白が増えるため、腎炎、糖尿病性腎症などが考えられます。

      

他にも女性であれば女性用の健診、またある年齢からはがん健診、大腸内視鏡検査や骨密度の検査なども受診したほうが安心です。「自分の健康は自分が一番よくわかっている」という人もいますが、それは実際のところ難しいのです。上記のチェック項目を確認しただけでも、数値は高過ぎても低過ぎても問題で、バランスを取り続けることが大切だということがわかると思います。若いうちは誰でも無理がきき、健康に意識が向きにくいものです。しかしある年齢から、健康は努力しなければ勝ち取れないものだと気づくはずです。この春、健康診断をしっかり受診し、来年も今の健康が維持できるように努力しましょう!