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ロコモは意識しなけば誰でもなりえる生活習慣病です。
ここでは運動から食生活まで実際にロコモティブシンドロームの予防に効果的な方法をご紹介していきます。
ロコモティブシンドローム(以下ロコモ)は骨、関節、筋肉など、体の動きに関わる器官の老化が進んでいく現象です。
ロコモを予防するということは、これらの運動器の老化スピードをできる限り抑える、ということです。
では、どうすれば運動器の老化スピードを抑制することができるのでしょうか。
それには、まず日々の運動習慣が関係します。
運動機能の低下は、加齢によってある程度避けられない部分もありますが、若い頃から適度に使ってきたかどうかが影響する部分もあります。
文部科学省が毎年行っている「体力・運動能力調査」の報告書によると、運動・スポーツの実施頻度は、生涯にわたって体力を高い水準に保つための重要な要因の一つと位置付けています。
また、若い頃の部活動や運動の経験が、その後の運動・スポーツ習慣に繋がりやすいことも指摘しており、子どもの頃からの運動習慣の重要性も報告しています。
ロコモを予防するうえで、運動習慣以外にも欠かせないものがあります。
それは食生活で適切な栄養を摂取することです。
ロコモの悪化をまねく要因として、筋肉と骨の衰えが挙げられますが、高齢になっても丈夫で健康な筋肉・骨を維持するためには、何が必要でしょうか。
筋肉の場合、筋力トレーニングで負荷をかけることも有効です。
しかし、これだけでは十分ではありません。
トレーニングによって刺激を受けた筋肉が、更に大きく丈夫になるための材料が存在しないことには、筋肉は維持・成長しないのです。
筋肉の材料として、特に重要なのはたんぱく質(アミノ酸)です。
食事から適切な量のたんぱく質を摂取していきましょう。
続いて、骨の場合はどうでしょうか。
骨に関しては、基本的には重力負荷トレーニングによるメカニカルストレスによって骨密度を高めることは可能ですが、子どもの頃から継続して骨量、骨密度を高めるための食生活をしてきたかどうかも重要となります。
具体的な栄養素で言えば、カルシウム、ビタミンD、ビタミンK2などの栄養素がきちんと摂取できているかどうかが、骨の健康に大いに関わってきます。
大人も子供も、将来のロコモ予防を意識した食生活を心がけ、骨、筋肉の健康度を高めていきましょう。
更に詳しい栄養、食事の情報は
「ロコモと栄養」
をご覧ください。
参考文献
・「平成23年度体力・運動能力調査報告書」(2012)文部科学省