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- メタボはロコモに大きく影響する?
生活習慣病のひとつ、メタボリックシンドローム。
ロコモとは一見関連性がなさそうですが、メタボを予防・改善することで、
将来のロコモ予防にも繋がります。
『運動器症候群』を意味するロコモティブシンドローム(以下ロコモ)と、『代謝症候群』を意味するメタボリックシンドローム(以下メタボ)。
一見なんの関連性もなさそうな2つですが、実は非常に深く関係しています。
メタボは、内臓脂肪型肥満によって脳血管障害、心疾患、糖尿病などの様々な病気が引き起こされやすくなった状態を意味しており、今ではその名前を知らない人はいないほど広く知られています。
メタボの中心的な問題は肥満であり、その肥満こそがロコモにも多大な影響を与えます。
例えば、ロコモを構成する疾患の一つである変形性膝関節症は、肥満の人ほどリスクが高くなります。
膝だけに限らず、体重の重さは体の様々な部分に対して負担を増大させます。
また、肥満気味だと体を動かすのがおっくうになり、運動機会がますます損なわれ、筋肉の衰えを助長してしまうケースも考えられます。
メタボがロコモ悪化の要因の一つであることがよく分かります。
逆に、ロコモがメタボを誘発するパターンもあります。
膝や腰に痛みがあるロコモの状態で、ほとんど体を動かさなくなり、そのうえ食生活も栄養バランスの偏ったメニューばかりを食べていたらどうなるでしょう。
おそらくあっという間に体重が増え、メタボのリスクが高まります。
このように、メタボとロコモは、お互いにマイナスの影響を与え合う存在なのです。
平成22年国民生活基礎調査によると、要介護・要支援となった原因疾患として、下記のようなデータを発表しています。
1位:脳血管疾患(脳卒中)21.5%
2位:認知症15.3%
3位:高齢による衰弱13.7%
4位:関節疾患10.9%
5位:骨折・転倒10.2%
6位:心疾患(心臓病)3.9%
7位:パーキンソン病3.2%
8位:糖尿病3.0%
これらの原因のうち、メタボリックシンドロームが関連している疾患として、脳血管疾患(脳卒中)、心疾患(心臓病)、糖尿病が挙げられます。
そして、ロコモティブシンドロームが関連する疾患として、高齢による衰弱、関節疾患、骨折・転倒が挙げられます。
要介護・要支援となる原因は、大部分がロコモとメタボに関係しているということがよく分かります。
つまり、ロコモ、メタボを予防・改善すれば、老後の要介護生活をできる限り遠ざけ、自身の健康寿命を延ばすことができるということです。