サプリメントを取り入れてみると、誰もが良い変化を期待しがちです。
でも本来は足りていないマイナスのものを補えば０になるだけで、
プラスになるにはやはり時間も必要です。
繰り返しになりますが、忙しくストレスフルな生活、そして3度の食事をするなかで、食事や生活に何が足りていないのかを確認し、それを補う目的でサプリメントを使用すべきです。欠けているものやマイナスの習慣をゼロに近づける。これが「補助」でありサプリメントの役割です。現代人の多くの人がサプリメントや健康食品に関心を持ち、そういった商品を利用することでますます健康で若々しくありたいと願っています。その一方で、サプリメントや健康食品を使用したことのある40％の人が「期待した効果が得られなかった」と不満の声を寄せているという調査結果が発表されたことがありました。(2006年gooリサーチによる)
しかし補助であるサプリメントの役割は、本来ゼロベースに戻し健康の基盤を作ることであり過剰な効果を期待することそのものが間違っています。効果が「ある・ない」の話ではないのです。 ただし、栄養バランスに気を配りできるだけ過不足なく栄養素を補おうと努力し続けることは将来的に健康で若々しくいられるための大きな貯金となります。病気になってしまってからでは薬や治療に頼るしかありません。そして薬や治療でさえ万能ではないのです。しかしできるだけ若いうちから病気を予防し続ければ、年齢とともに確実に深刻になる健康の問題から自己防衛できるのです。
そしてサプリメントの効果を上げる唯一の方法は、サプリメントを摂取することと合わせて食生活や生活習慣を見直すことにあります。例えば「ビタミン類のサプリメントを飲んでいるから野菜は食べなくていいや」ではなく、「ビタミン類のサプリメントを飲んでいるからこそ食物繊維が豊富な○○も食べておこう、プラス今日は運動をしよう」と生活全体をヘルシーなものに改善し、それを維持することです。 自分の健康は自分にしか守れません。サプリメントの情報も含めさまざまな健康情報が氾濫していますが「○○だけ食べればよい、○○だけすれば良い」といった情報に振り回されず、「自分に本当に必要なものは何か？自分に足りないものは何か？」を見極め、健康を「食事」「運動」「休養」の3本柱で総合的に守る必要があるのです。
