うつ病と食事の関係について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【うつ病と食事の関係】

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うつ病を食事で治すなんて難しいという考える人が多いようですが、うつ病の人には幾つかの栄養素が足りていないことが考えられ、それによって脳内物質の分泌が低下していることなども考えられるのです。食事の質を底上げするだけでも改善の大きな一歩になることは間違いありません。

うつ病の人に不足傾向が見られる栄養素がある

うつ病の人の血液を調べると、セロトニンやノルアドレナリンといった脳内物質が不十分であることがわかっています。特にセロトニンは別名「ハッピーホルモン」とも呼ばれ、私たちの精神面の安定には欠かせない物質です。セロトニンは海外ではサプリメントから摂取することができ、日本でもネットなどで購入することができますが、やはり安全性の面なども考慮すると自然に体内から分泌させたいもの。そのためには食事を改善することがとても大切です。セロトニンは食材の中には含まれておらず、トリプトファンという必須アミノ酸を摂取することにより体内で合成されます。ただしトリプトファンを食材から大量施主したり、トリプトファンのサプリメントを摂れば良いということでもなく、トリプトファンにビタミンB6、そして炭水化物が加わることでセロトニンが合成されるため、やはりバランスが不可欠です。

ちなみにトリプトファンが豊富とされる食材として
・豆腐や納豆などの豆製品
・牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品
・カツオ節
・バナナ
・卵
・ケール(いわゆる青汁)
がよく知られています。
和食の献立で出てくるような食材には豊富に含まれており、日本人にも馴染みのあるものばかりです。

またビタミンB6が豊富に含まれる食べ物としては
・大豆
・赤身の魚
・レバー
・玄米
などがあります。鰹節で出汁をとったお味噌汁に玄米で、うつ病対策の献立になってしまうのです。最近和食を食べてない、玄米なんて食べていない、という人は1〜2週間程度、和食や玄米を続けてみると変化を感じられるかもしれません。

また、セロトニンは腸でも作られることがわかっているため、腸内環境を整え、便秘や下痢を解消させることも大切です。

うつ病の人に効果的な食べ方がある

うつ病の人に効果的なのが「咀嚼」です。意外なことかもしれませんが、一定のリズムで咀嚼すると「セロトニン」が分泌されやすくなることがわかっています。メジャーリーガーなどがガムを食べながら試合に臨んでいる姿を見たことはありませんか。あれはリラックスするためにわざと行っているテクニックなのです。和食や玄米は洋食に比べ咀嚼を多く必要とする歯ごたえのある食材が多くなっています。そう言った意味でも、うつ病には和食と言われるのです。

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【うつ病をもっと知る】

 
           

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