フケの原因と対策について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【フケの原因と対策】

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フケと言っても実は2種類あります。フケが起こると肩周りや後ろ姿など、自分では確認しづらい部分が気になったり、人の視線が気になったり。周囲に与える印象も良くないので、なるべく避けたい症状です。フケには2種類ありますから、種類ごとに正しくケアする必要があります。特に脂性フケの場合は炎症を起こさないよう早めにケアしましょう。

フケには2種類ある!

肩についていたりすると不潔な印象を与えてしまうフケ。放置すると見た目の問題だけでなく、かゆみや抜け毛の原因になってしまうこともあります。フケはどうして発生するのでしょうか?

そもそもフケとは新陳代謝により頭皮の角質細胞が剥がれ落ちたもので、本来は誰にでも発生する自然な現象です。注意するべきフケは、頭皮の乾燥が原因で起こる「乾性フケ」と皮脂の過剰分泌により起こる「脂性フケ」の大きく二種類に分けられます。乾性フケと脂性フケは正反対の原因で起こるため、自分のタイプを見極めて対策をしないと逆効果になってしまうこともあります。

乾性フケの原因と対策

気が付くと黒い洋服の肩が白くなっているようなフケが乾性フケです。乾燥することで皮膚のバリア機能が弱まり、フケが出やすい地肌になってしまいます。

頭皮が乾燥する主な原因に、刺激の強いシャンプーや過度なシャンプーによる皮脂の落とし過ぎ、偏った食生活による栄養不足、パーマやカラーリングなどで頭皮にダメージを与えたこと、などが考えられます。

特に頭皮が乾燥しやすい人は、頭を洗いすぎている傾向があるようです。専門家の間でも「髪は毎日洗う必要はない」という意見があるように、毎日シャンプーしていた人は二、三日に一回などと、回数を減らしてみるのも一つの方法です。毎日洗わないことに抵抗がある場合には、せめて刺激の少ないシャンプーを選んでみたり、椿油などで頭皮の保湿をするなどして、頭皮を乾燥から守るようにしましょう。

脂性フケの原因と対策

脂性フケとは、頭を掻いた際に爪の中に溜まりやすい、湿り気を持ったフケです。ベタベタとしたフケが頭皮に残ると痒みが出たり、抜け毛や薄毛の症状が出たりすることもあります。

皮脂が増える原因としては、間違ったシャンプーや睡眠不足などのストレス、食事やホルモンバランスの乱れなどが考えられます。

脂性フケを改善するために重要なのは頭髪を清潔に保つことですので、まずはシャンプーによって頭を丁寧に洗いましょう。基本は刺激の強すぎないシャンプーを使い、指の腹で頭皮をもむように優しく洗うことです。かゆいからといって爪を立てるのは止めましょう。シャンプーの成分が頭皮に残らないように、すすぎも十分に時間をかけて行います。

ただし、あまりにも頻繁にシャンプーをすると、逆に皮脂の異常分泌を誘発してしまうことがあるので、日に何度も頭を洗うようなことはおすすめしません。脂性フケの改善のためのシャンプーも市販されているので、試してみるのもよいでしょう。

きちんとシャンプーを行っているのにも関わらず、脂性フケが改善しない場合は、食生活に原因があるかもしれません。甘いものや揚げ物など、皮脂を増やすような食品はなるべく避け、ビタミンを多く含む野菜中心のメニューを摂ることが理想です。うなぎや魚卵に多く含まれるビタミンB2やニンニクやマグロ、レバーなどに多く含まれるビタミンB6には脂質の代謝を促す作用があるといされているため、普段の食事やサプリメントなどで意識して摂取するようにしましょう。

他にも、睡眠不足による疲れやストレスの多い生活でも、ホルモンバランスを崩し皮脂を過剰に分泌することがあります。フケの改善のためには、乱れた生活習慣の改善をすることも必要です。


脂性フケが悪化すると湿疹が出き、脂漏性皮膚炎を発症する恐れもあります。脂漏性皮膚炎になると再発を繰り返したり治りが遅くなったりするため、脂性フケは放置せず、早めにケアを始めることが大切です。症状がひどくなった場合には、医師に相談するようにしましょう。

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【頭皮のトラブルをもっと知る】

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