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【病気以外のことが原因で起こる食欲不振の対処法】
病気以外のことが原因で食欲不振が起きてしまった場合にセルフケアできる方法をご紹介します。意外なことかもしれませんが、食べる時間を規則正しくすることはとても大切です。現代人は食べる時間がバラバラであることが多く、実はこれによって体内時計が乱されている人も多いのです。またアルコールやタバコを控えることも食欲を取り戻すコツになります。
ストレスから食欲不振になっている場合は、ストレスを取り除くことが第一です。しかしそもそもストレスを溜めようと思って溜めている人はおらず、ストレスそのものをなくすことは容易ではないと思います。そのため日常的にストレスを溜め込みやすい人は、読書や音楽鑑賞、スポーツなど、自分なりの気分転換の方法を見つけ、副交感神経が優位になるような時間を意識して持つことを心掛けてみてください。
日常生活でできる予防法は?
1、決まった時間に食事や睡眠をとる
副交感神経を優位にさせるには、体内時計を整えることもとても大切です。体内時間を整えるためには、まず朝しっかり起きて朝日を浴びることから始めてみてください。急激な変化は体調を崩す原因になるので、15分や30分単位で少しずつ早く起き、早く寝るように変えていくことが必要です。
食事も三食なるべく決まった時間に摂ることが理想ですが、仕事などでどうしてもずれてしまう場合は、「朝だけはこの時間」など、できる範囲から少しずつ変えていきましょう。
2、適度な運動やマッサージなどで体をほぐす
軽い運動やマッサージなどをして、ストレスで固まった筋肉をほぐしてあげましょう。筋肉がほぐれて副交感神経が働き出せば、食欲不振の解消にもつながります。ただし、筋トレや息が上がるような激しい運動は交感神経を活発にさせます。運動をする際は、ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動がおすすめです。
3、湯船につかる
一日の終わりにお風呂に入りゆっくりと湯船に浸かると、心からリラックスできる、という人も多いのではないでしょうか。実際、湯船につかることで体の緊張が解けると副交感神経は優位になります。ただし、熱めのお風呂にさっと入ったり湯船に入らず熱いシャワーで済ませたりすると逆に交感神経が活発になってしまいます。
4、アルコールや喫煙を控える
仕事などのストレスを解消するためお酒や煙草が増えてしまう、という人もいるでしょう。しかしアルコールの飲みすぎは胃や肝臓などに負担をかけ、食欲不振を招く原因になります。アルコールの量はなるべく控えめにして、週に二日は休肝日を設けるとよいでしょう。
また、一般に煙草を吸うと血管が収縮し血行が悪くなることが知られていますが、胃粘膜の毛細血管の血流も減るため胃粘膜の抵抗力の低下を招き、胸やけや食欲不振の原因にもつながります。中には煙草を吸うと食欲が抑えられると言ってダイエットのために吸う人もいるようですが、胃粘膜の抵抗力の低下が慢性化することで、胃潰瘍なども起こりやすくなってしまいます。食欲不振の解消のためには、禁煙を心掛けましょう。
それでも治らないときは…
食欲不振が慢性化しているようであれば、病気が原因となっていることが考えられますので、病院で診察を受けることが必要です。内科や胃腸科、消化器科を受診しましょう。
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