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【首のしわの原因と対策】
首のしわも個人差が大きく気になる人と気にならない人がいます。ただし、顔のスキンケアがばっちりなのに首のお手入れを怠っていると差が生じて年齢が首に現れやすくなります。顔のスキンケアをする際には首までセットで行うようにしましょう。首のしわの原因は咀嚼不足のこともあります。硬いものをよく噛んで食べるようにかえただけでも、首のしわだけでなく顎のたるみもなくなったという報告は多数あります。また枕やスマホを見る際の首の角度が原因になっていることもあります。
首のしわは個人差が出やすい
顔は若々しいのに首のしわが目立つ人を見かけることが多いのは、顔へのケアは念入りにしても、その下の首へ意識を向けている人は少ないからでしょう。特に首と手に現れる年齢は隠せない、といわれます。しかしアゴのラインが曖昧で、首のしわが深くなっていると実年齢より老けて見えてしまいますし、案外他人からは見られているパーツです。自分で気になりだした時には手遅れ……、なんてことがないように、お顔のスキンケアの一貫としてネックケアも習慣にしてしまうのがベストです。首のしわができるのも、いくつかの原因が考えられます。
□加齢による首を支える筋肉の低下
□コラーゲンやエラスチンの減少
□枕の高さと姿勢
□睡眠不足などがもたらす乾燥
□紫外線による酸化
□表情筋の低下
などです。これらのなかでも特に関係していると考えられるのが「枕の高さと姿勢」そして「表情筋の低下」です。首のしわは個人差が大きく、年齢を重ねていてもほとんど見られない人もいます。寝るときに高すぎる枕を使っている、スマートフォンやPCを見るときずっと下を見ているなど同じ姿勢をし続けることもしわの原因になります。もう一つは咀嚼です。咀嚼の回数が少ない、柔らかいものばかりを好み歯ごたえのある食べ物が苦手、という人は知らないうちに顎がたるみ、それと比例して首にもたるみが生じたりしわが生じます。咀嚼をしっかりするだけで首のしわだけでなく顔のしわも薄くなったという報告もあります。気になる人は簡単なことなので今日から実践してみましょう。
あまり知られていないのですが、首は顔の皮膚に比べ、水分保持量が1.6倍も高く汗腺が顔の2倍もあります。つまり保湿を一生懸命する必要はあまりない、と言い換えられます。その反面、ベタつきやすく、かぶれやすいパーツです。また首の皮膚はとても薄く、それ故たるみやすいのです。首のスキンケアは化粧水を顔につける流れでちょっとつけておけば十分ですが、顎の舌だけでなく首筋あたりは紫外線対策に抜かりがないようにしましょう。またリンパを流すマッサージを入浴中や就寝前に行い、いつも首の状態に自信が持てるようにお手入れしておくこともしわ予防になります。
下記成分はしわだけでなくシミやお肌に効果的な成分です。基礎化粧品やサプリメントを選ぶ際に、これらの成分が含まれているかをチェックしてみてください。
●レチノール(ビタミンA)……コラーゲンを生成促進させる成分として、しわたるみの予防に有効なビタミンA誘導体です。レチノールはビタミンA1の一つで肌に大きく作用するビタミンで、肌の細胞体に働きかけます。しわやシミへの改善効果が期待できることが近年研究によって報告されています。レチノールは、細胞分化、免疫系の機能保持、皮膚と粘膜、視力の維持など正常に体が機能するようにさまざまな部分で活躍する重要なビタミンです。サプリメントでは過剰摂取に気をつけて摂るようにし、またコスメでもレチノール入りのものを使用するとよいでしょう。
●ビタミンC誘導体……酸化しやすい不安定なビタミンCを安定させて皮膚に吸収されやすいようにされたビタミンCのことで、誘導体や浸透型という表記が目安です。ビタミンC誘導体には、抗酸化作用、新陳代謝を促す作用、できてしまったメラニンを還元して色素沈着を防ぐ作用、皮脂分泌のコントロール作用、肌をなめらかにする作用などさまざまな美容効果があります。さらにビタミンC誘導体は、真皮でコラーゲンの生成に働きかけることが期待できます。シミ、シワ、肌のたるみなどさまざまなトラブルに効果が期待できる成分なのです。ただし、皮脂のコントロールに働きかけるため、乾燥肌の人は皮脂量が減って余計に乾燥する可能性もあります。
●ナイアシン(ビタミンB3)……サプリメントで摂ることができます。ナイアシンは、体の中で他の物質と結びつき、DNAやホルモンを作る時に必要になる物質に変化します。皮膚や粘膜は生まれ変わりが活発で、日々細胞が入れ替わっています。こうした定期的なターンオーバーは、きめ細かい肌を作るために欠かせません。しかし年齢や紫外線、ほこりなどの刺激を受けて、肌の再生能力が低下します。ナイアシンを摂ることにより、細胞の生まれ変わりを意識的にサポートし、能力を増強してあげることで、ニキビなどの肌トラブルだけでなく、しみ・しわなどの老化の予防につながり、アンチエイジングにも効果的と言われています。食品から摂取したいのであれば、酵母・胚芽・米ぬか・肝臓・豆類・落花生に多く含まれています。
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