白髪を食い止める方法はあるの？について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

メラノサイトに栄養を行き渡らせ細胞を活性させたいとことですが、髪の毛は命に関わる場所ではないので栄養が運ばれるのも後回しになりがちです。体調不良で髪の毛がダメージを受けるのもそのためです。まずは体が健康でなければ髪の毛の健康や美髪維持には行き着かないので規則正しい生活や栄養摂取で健康状態を整える必要があります。その上で頭皮マッサージはオススメです。硬くなった頭皮をほぐし毛根を活性させましょう。

できてしまった白髪を治すには、生活習慣の改善など体の内側からのケアと、マッサージなど適切な頭皮ケアによる働きかけが必要です。

白髪の改善方法は？

1、バランスのよい食生活
髪の毛の主成分はタンパク質です。そのためまずは良質なタンパク質をしっかりと摂るように心掛けましょう。タンパク質は、脂質の少ない青魚や大豆製品からの植物性タンパク質などがおすすめです。また、メラノサイトが正常にメラニンを生成するためには、ビタミンやミネラルといった栄養成分が欠かせません。食事は三食バランスよく摂るように心掛けましょう。足りない分はサプリメントなどで補うのも一つの方法です。

2、規則正しい生活を心掛ける
血行促進や新陳代謝を妨げる喫煙や睡眠不足、ストレスの多い生活習慣は改善を心掛けましょう。特に睡眠中メラノサイトが活性化するため、まずはしっかりと睡眠をとること。軽い運動も睡眠の質を上げるため、駅では階段を使ったり、家でもこまめに体を動かすなど、できることから習慣化していきましょう。

3、ストレスを溜め込まない
ストレスを溜め込まないことも、白髪予防には効果的です。現代社会においてストレスの元を完全に絶つことは難しいかもしれませんが、睡眠や食事による生活習慣を整えることでもストレスは軽減されます。

4、頭皮（スカルプ）マッサージ
メラノサイトは毛根の下部にあります。頭皮マッサージなどで血流が促進されると毛根まで栄養を運ぶことができ、白髪の予防や改善につながるのです。
マッサージは指の腹を使って、痛すぎない程度に頭皮を指圧したり、動かしたりしましょう。動きにくい部分の頭皮は、凝り固まって血行が悪くなっている部分ですので、重点的にマッサージしましょう。マッサージは仕事や家事の休憩時などに気軽に行うことができます。
また、毎日のシャンプーの際に行うことも効果的です。濡れた頭皮は乾いているときよりも傷つきやすくなっているので、シャンプーマッサージは手早く優しく行うことを心掛けてください。シャンプーの成分が残っていると頭皮や毛穴に悪い影響があるため、すすぎも十分にしましょう。

5、白髪に効くツボを押す ・正営（しょうえい）：左右の側頭部にあるツボで、耳の一番上と頭頂をつなぐラインの上から1/3のあたりにあるツボです。白髪、抜けげ予防に効果的で1日何度でも好きな時に押すと頭がジンジン暖かくなるのが感じられます。

・角孫（かくそん）：左右の耳を内側に折り曲げた時に、耳の一番上が当たるところが角孫です。頭皮を柔らかくするだけでなく、目の疲れにも効果的です。

・百会（ひゃくえ）：頭頂部のほぼ中央。両耳の上端を結ぶ線と眉間の中央から延ばした線が交わるあたりの位置。東洋医学では“全身の気が一堂に会する場所”として知られ、万能のツボだと考えられています。頭皮全体を両手で包み込むようにして、中指で百会を優しく指圧しましょう。

・風府（ふうふ）：後頭部の髪の生え際から指2本分ほど上の位置。頭皮の緊張をほぐし血行を促進する作用があるとされています。後頭部頭全体を両手で押さえながら、左右の親指で指圧すると効果的です。

白髪染めについて

白髪があると見た目の印象が老けてしまい、気持ちも落ち込みがちです。そのため多くの人はヘアカラーをして白髪を目立たなくします。しかし、カラー材の成分には頭皮に刺激を与え、化学物質がメラノサイトまで気づけてしまうものもあります。
カラー材の種類には、ヘナカラー、香草カラー、ヘアマニキュア、白髪染めなどがあります。ヘナカラーや香草カラーは天然素材を使用しているので頭皮へのダメージが少ない反面、色に制限があったり染まりにくかったりします。ヘアマニキュアも髪の表面に色をのせるだけなので刺激は少ないですが、落ちやすいというデメリットがあります。白髪染めは白髪も黒髪を一気に手早く染めることができますが、髪と頭皮に大きな負担がかかるため、メラノサイトが傷つき白髪の原因をつくってしまいます。やむを得ず白髪染めを使用する際は、できるだけ頭皮につかないように塗り、メラノサイトを傷つけないようにしましょう。