ニキビの薬ってどんなものがあるの?について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【ニキビの薬ってどんなものがあるの?】

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痕を残さずできるだけ早く治したいのであれば、やはり皮膚科に行くことをおすすめします。でもなかなかそんな時間が取れないという場合は、ニキビの市販薬を利用することも多いはず。ここではニキビ市販薬に含まれる主な4つの成分の特徴をご紹介します。ニキビのタイプごとに使うべき市販薬は異なりますのでチェックしましょう。またニキビを内側から治したい時、どんなサプリメントを飲めば良いのか。ここでは必要なサプリメント成分についても4つご紹介します。


ニキビ一つくらい?!いえ、病院に行ってもいいんです

ニキビを治療したい!と思ったらセルフケアで対応する場合と医療機関(皮膚科)に相談する場合があると思います。ニキビの問題は痕が残ると厄介であること。ですから痕を残さずスムーズに治したければ医療機関に相談することをおすすめします。ニキビ1つで病院なんて……。と思う人のほうが多いでしょうが、皮膚科はニキビ1つでも嫌がらずに治療してくれますよ。ここではニキビ治療薬に含まれる成分とセルフケア方法についてご紹介します。

ニキビを自分で治したいと思った場合、市販の治療薬やニキビ専用コスメをどう選べば良いの?

ニキビの治療薬はドラッグストアでも簡単に入手することができますし、ニキビ用のコスメも充実しています。しかしニキビの状態やタイプごとに適切な成分が選べると良いですよね。まずはニキビ治療薬やニキビ専用コスメに含まれているそれぞれの成分の特徴を確認しておきましょう。

□ サリチル酸(サリチル酸ナトリウム)
角質を柔らかくする成分で化粧品のほかにケミカルピーリング剤に含まれています。ニキビができる前の肥厚した角質に使うのが特に効果的です。殺菌作用もあります。ただしできてしまったニキビには刺激になることが多いので、初期ニキビから白ニキビの状態で使用するのが望ましいでしょう。

□ アルコール/エタノール
殺菌作用がとても強いので、初期ニキビの段階であれば良いですが、継続使用は肌を敏感にさせたり、皮脂を過剰に落としたり有用菌まで殺菌することで、返って肌のターンオーバーを乱したり、オイリースキンに傾けたりすることが多いです。どうしても使用したければ綿棒に取って、患部にのみ優しく塗布する程度に留めます。皮膚科でアルコールの入った化粧水などを処方されても患部にしか使用しないようにしましょう。

□ イオウ
アクネ菌の殺菌効果があるので、ニキビ専用化粧品や治療薬によく含まれています。殺菌効果以外にも角質を柔らかくする働きがありますが、同時に肌を乾燥させてしまうのがデメリットです。そのため乾燥肌の人には向きません。イオウのアクネ菌殺菌作用は認められていますが、乾燥するということから大人ニキビには不向きとされ、またニキビ痕にも効果が期待できないとされています。若い男性のニキビなどに部分使いするのがおすすめです。

□ グリチルリシン酸
漢方由来成分で初期の赤ニキビにも使用できる成分です。肌には優しい成分とされ、敏感肌の人でも使用できるとされますが、その分即効性には欠けます。

□ イブプロフェンピコノール
炎症を抑える成分で、新しいニキビが発生するのも抑えてくれます。風邪薬にも配合されていることが多く一般的な抗炎症成分です。

ニキビ治療にサプリメントも併用したい!何を飲めば良いの?

外からのケアだけでなく内からのケアのために、食事を見直して栄養もきちんと摂る必要があります。ここではおすすめのサプリメント成分もチェックしておきましょう。

□ ビタミンC
ストレスなどで消費されやすいビタミンC。炎症を抑え、皮脂の過剰な分泌を抑えるのには必須です。またニキビを悪化させる活性酸素を抑制するのにも役立ちます。一日の摂取目安量は80~100mg。一度に摂っても体外に排出されやすいので3回程度に分けて細かく摂取するようにします。

□ ビタミンB1B2B 6
ニキビができやすい人は慢性的にビタミンB群が不足しているともいわれます。なかでもビタミンB1とビタミンB2が不足すると皮脂が過剰に分泌されニキビができやすくなります。またビタミンB6は肌の新陳代謝を促し乾燥を予防します。ビタミンBは「美肌のビタミン」と呼ばれるほどなので、トラブルがない肌の持ち主であってもビタミンBだけはサプリメントで常に補っている、という人が少なくありません。

□ ビタミンA
肌の生まれ変わりをサポートしてくれるのがビタミンAです。肌を丈夫にしたり、免疫力を高めたり、過去のニキビの色素沈着にもおすすめされますが、過剰摂取しないように注意が必要な栄養素の1つでもあります。

□ ビオチン
皮膚の炎症を抑え、再生をサポートします。また爪や髪の毛にも作用するので、ニキビだけでなく爪がもろい、髪の毛が切れやすいといったトラブルがある方にもおすすめできる成分です。水溶性ビタミンであるため体内に蓄積することは考えられません。ビオチンは腸内でも合成されるため、便秘の人や抗生物質を飲んでいる人は不足しがちです。

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【ニキビをもっと知る】

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