高血圧の症状について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【高血圧の症状】

高血圧の症状と心疾患のリスク

高血圧は別名「サイレントキラー」といわれるように、高血圧特有の症状だとはっきりわかるような自覚症状がほとんどありません。そのため定期的に血圧を測る必要があります。また、定期検診等で発見しても自覚症状がないという理由から、その先の治療に進まない、精密検査をパスする人も少なくありません。しかし高血圧を甘くみてはいけません。放置しておくと動脈硬化につながり、脳や心臓の病気が発生すれば生死に関わります。


高血圧の症状は多岐に渡り、症状がでてもそれが高血圧と結びつきにくい場合も少なくありません。主な症状としては次のようなものがあります。

□頭痛
□めまい
□耳鳴り
□肩こり
□ 動悸、息切れ

ただし、高血圧は別名「サイレントキラー」といわれるように、高血圧特有の症状だとはっきりわかるような自覚症状がほとんどありません。そのため定期的に血圧を測っていなければ見つけることは難しいのです。
また定期検診等で発見できても、自覚症状がないという理由から、その先の治療や精密検査を放置する人が少なくないようです。しかし高血圧の放置で動脈硬化が進行すると、脳や心臓の病気が突然発生し、生死に関わることがあります。
心肥大とは高血圧によって心臓が強い力で血液を送り出し、心臓の壁が厚くなってしまう状態です。この状態が続くと、心臓が固くなり、拡張機能が低下して心不全を引き起こす可能性があり、最悪の場合生命にも関わります。

高血圧によって起こる合併症とは?

・脳に関する病気…脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など
脳出血は高血圧と深く関係しています。脳出血は血圧を安定した状態に保つことでかなり予防ができると言われているため、日頃から血圧に気をつけておく必要があります。 脳梗塞は脳の動脈硬化が進んで、部分的に血液のめぐりが悪くなる病気です。脳への動脈が詰まることで脳に酸素が運ばれなくなり、壊死を起こしてしまいます。

・心臓に関する病気…狭心症、心筋梗塞、心肥大など
心筋梗塞とは心臓の筋肉に酸素や栄養を送っている血管が完全に詰まってしまう病気、狭心症は血管が狭くなり、心臓に十分な血液を送りこめなくなる病気です。心筋梗塞は最初の発作で3割の方が亡くなり、そのうちの半数以上は1時間以内に亡くなるといわれている、高血圧の合併症の中でも特に警戒すべき疾病です。

・腎障害
高血圧による腎臓の動脈硬化が腎機能を低下させることを腎障害・腎硬化症といいます。腎障害は進行が遅いため発見されにくいのですが、高血圧を放置して腎不全にまで疾患が進行すると、だるさ、むくみ、食欲不振などが発症し、血圧はさらに上がってしまいます。

・糖尿病
糖尿病は、高血圧が直接の原因ではありませんが、高血圧の人はそうでない人に比べて2~3倍も糖尿病発症のリスクを高めてしまうことがわかっています。糖尿病は長く続くと、網膜、腎臓、神経など、さまざまな合併症が起こります。特に高血圧と糖尿病が合わさると、それぞれの病状は加速され、心筋梗塞などの血管障害がますます起こりやすくなります。そのため高血圧と糖尿病は一緒にコントロールしていかなくてはいけません。

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【高血圧をもっと知る】

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