加齢臭と生活習慣病の関係について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【加齢臭と生活習慣病の関係】

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加齢臭と生活習慣病、関係性のない症状のように見えますが、実は深く関係しています。それは体臭と食事内容の関係の問題もありますし、活性酸素の問題もあるからです。加齢臭の強くなるような生活をしているということは、生活習慣病になるような生活をしていると言い換えられます。逆に抗酸化作用のある野菜などをしっかりと摂取する食生活をしていれば年齢を重ねても加齢臭や生活習慣病を予防することが可能なのです。


加齢臭があると生活習慣病になるってホント?

加齢臭と生活習慣病、一見なにも関係がないように思われる二つですが、実は加齢臭が強い人ほど生活習慣病になる可能性が高いと言われているのです。加齢臭と生活習慣病の原因には共通しているものがあります。それが「活性酸素」です。
活性酸素はもともと体にとって必要な物質です。体内に侵入した細菌やウイルスを撃退するため、適量であれば、わたし達の身を守る強力な武器として役立ってくれます。しかし過剰に作られた活性酸素は病原菌だけでなく正常な細胞までも攻撃し、酸化させ、遺伝子などを傷つけてしまいます。日本人のトップの死因を占める「ガン」「心疾患」「脳卒中」の三大生活習慣病の原因の筆頭にあげられるのが活性酸素なのです。
一方加齢臭は、皮脂腺にある9ヘキサデセン酸と過酸化脂質が反応することで、ノネナールが発生して起こります。この過酸化脂質というのは実は、活性酸素が体内のコレステロールや中性脂肪を酸化させた時に発生する物質なのです。そのため活性酸素が多いと加齢臭は強くなります。
加齢臭と生活習慣病はどちらも活性酸素が原因となっています。つまり加齢臭が強くなるような生活を送っていると生活習慣病も増え、その逆も言えるのです。

体臭と食事は関係あるの?

生活習慣病の主な原因は食生活にあると言えますが、気になる体臭も食事の内容で大きく変わってくると言えます。臭いの原因になる物質は“動物性脂肪”や“動物性たんぱく質”などの代謝物です。たんぱく質は大腸まで送られると細菌によって腐敗し始め、様々なにおい物質を作り出します。例えば、ウェルシュ菌や大腸菌などの悪玉菌によって分解されると、アンモニア、アミン等が作り出され、体臭や様々な疾患の原因になります。 食事で臭いを抑えるためには、まずは臭いの素となる肉類(動物性脂肪やたんぱく質)を控えること、そして腸内の善玉菌を増やすことが大切です。また、食物繊維を多く摂取すると、臭いの素となる物質を体外に排出してくれます。食物繊維は腸内でビフィズス菌などの善玉菌の餌にもなるため、結果としてタンパク質の腐敗を予防し、大腸内でにおい物質が作られるのを抑制する効果があるのです。
では、体臭の中でも加齢臭を抑える食事のポイントは何でしょうか?それは活性酸素の働きを弱めるような、“抗酸化作用のある食事”を心掛けることです。抗酸化作用が高いとされるビタミンC、ビタミンEを多く含む野菜、特に緑黄色野菜を中心としたメニューがよいでしょう。

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【加齢臭の予防をもっと知る】

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