貧血の症状とは?について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【貧血の症状とは?】

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立ちくらみがする、めまいがする、といった症状が貧血の主な症状と思われていますが、貧血の症状はそれだけではなく実は多岐にわたります。例えばなかなか治らない肩こりや口内炎など、これらの症状も貧血による場合があるのです。症状の現れ方に個人差があるのが貧血の怖いところ。何か大きな病気が隠れていることもあります。血液検査で簡単に貧血かどうかを調べられますので、気になる症状があれば速やかに病院を受診しましょう。


身近な不調のひとつである貧血。特に女性は、月経や出産時の出血、更年期障害の生理不順など、あらゆるライフステージにおいて鉄分が不足しやすく、貧血を発症しやすい条件が揃っています。貧血の症状としては「めまい」や「立ちくらみ」がよくイメージされますが、他にも貧血の症状はたくさんあります。例えばなかなか治らない肩こりが貧血を改善することで良くなったというケースもあるのです。貧血には気づきにくい症状もありますので、日頃から自分が貧血気味でないか、注意を払う必要があります。

□体に出る貧血の主な症状
疲れやすさ/顔色が悪い/頭痛/動機や息切れ/肩こりがする/耳鳴りがする

□食事時に出る貧血の主な症状
食欲がない/口内炎ができる/舌がつるっとして食べ物がしみる/食べ物が飲み込みづらい
□肌・髪・爪に出る貧血の主な症状
肌が乾燥してカサカサする/髪が抜けやすくなる/爪が割れやすい/爪がスプーン状に反る

このように貧血の症状は多岐に渡ります。しかも貧血は急激に起こるのではなく、徐々に進行していくことがほとんどです。そのため、貧血の症状にはこれといって決まった特徴というものがありません。疲れやすさや頭痛、顔色が悪いといった症状は、日常の体調不良や体質、疲労の蓄積によるものと判断してしまい、貧血と自覚せずに過ごしている人が大変多いのです。

貧血になると血液を少しでも体中に送ろうとして心臓や肺に負担がかかります。そのため健康な状態よりも疲れやすくなり、通常なら何でもないような運動でも動悸や息切れを起こすことがありあす。このような貧血症状を「たいしたことがない、そのうちに治るだろう」などと自己判断してしまうのは実はとても危険です。貧血症状の現れ方には個人差があり、必ずしも自覚する症状の強さと貧血の病状の重さが比例するわけではないのです。
また、貧血症状だと思っていても実は陰に別の病気が隠れていることもあります。そのため、貧血と疑われる症状がある場合は病院で相談し、貧血の検査をすることをおすすめします。貧血の検査は血液検査で簡単に行うことができます。

・くらっとした場合こそ貧血ではないかも?!
前述したような貧血症状の他に、急に起き上がったときにめまいがした、長時間立ちっぱなしでいたら倒れてしまった、というようなケースがあります。これは“脳貧血”といって血液の貧血とは全く別のものです。脳貧血は字の通り、脳にいく血液の量が少なくなったことによる症状で、低血圧や自律神経の乱れなどが関係しています。
脳貧血の場合は原因や対処方法が貧血とは異なるため、鉄分の補給などの治療をする必要はありません。ただし人によっては脳貧血であり、貧血でもある場合があります。脳貧血の症状もあまりに度々繰り返すようであれば、貧血や他の病気が関連している可能性もあるため、気になる症状がある場合には、やはり病院で調べてもらうのがよいでしょう。

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