膀胱炎の治療や市販薬、漢方薬について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【膀胱炎の治療や市販薬、漢方薬】

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急性の膀胱炎に何度かかかっている人は、自分で症状を見極め、病院に行くほどでもないと考えがちです。しかししっかりと治すためには医師から抗菌薬を処方してもらい細菌をやっつけたほうが安心ですし、3日程度で良くなります。現在はドラッグストアで膀胱炎に良いとされる漢方薬を購入することができます。主に利尿効果のあるものです。いずれにせよ膀胱炎を疑ったらできるだけたくさん水分を摂取し、細菌を洗い流すようにしましょう。


膀胱炎をしっかり治すには、医師の処方のもと、抗菌薬で原因菌からなくすことが必要です。細菌が原因になっている急性膀胱炎では、抗生物質や抗菌剤を投与することで、症状が軽くなり、3日から1週間ほどで治ることが多いようです。ただし、慢性膀胱炎で原因となる病気が存在する場合には、抗菌剤を内服しても治りにくいことがあります。薬が効きにくい場合や、何度も繰り返す場合、血尿や発熱などを伴う場合などは原因となる病気がないかを検査し、原因となる病気が見つかった場合、それに対する治療が必要になります。

忙しくてなかなか病院に行けない場合などで、まだ症状が軽い膀胱炎の初期段階では、市販薬を利用して悪化を防止できる可能性もあります。
以前は薬局やドラッグストアでも膀胱炎の抗菌剤が販売されていましたが、薬事法の改正により取り扱いができなくなっています。そのため現在薬局などで購入できる膀胱炎の市販薬は、漢方薬です。
膀胱炎を治すためには、水分をよく摂り、排尿を促し、積極的に菌を体外に出すことが大切です。膀胱炎に働きかける市販薬には、利尿作用のある漢方処方のものが多くあり、排尿を促進することで菌を洗い流すことが期待できます。市販薬では抗菌薬のような強力な殺菌力はありませんが、膀胱炎の初期と言える状態なら、対処法の選択肢の一つとしてもよいでしょう。

利尿効果を持つ代表的な漢方処方

・五淋散(ごりんさん)…頻尿、排尿痛、残尿感などをやわらげる。体力を補ったり、体を温めたりする作用も
・猪苓湯 (ちょれいとう)…頻尿、排尿痛、残尿感、血尿などに作用
・五苓散(ごれいさん)…体内の水分の循環を改善し、また無駄な水分を取り除いてくれる
このうち、強い利尿効果を持つ五苓散処方の五つの生薬(タクシャ、チョレイ、ブクリョウ、ソウジュツ、ケイヒ)をすべて含み、さらに独自の処方で生薬を加えた膀胱炎の市販薬が「腎仙散(じんせんさん)」です。腎仙散は五苓散に加えて、抗菌作用を持つウワウルシなどを配合することで、膀胱炎に対する効果が強められています。

市販薬はできるだけたくさんの水と一緒に

市販薬の効果を十分に引き出すために、できるだけたくさんの水と一緒に服用しましょう。水分を体内に入れるとともに利尿を促すことで、膀胱内の細菌を洗い流す効果が高まることが期待できます。 また薬を飲むだけでなく、お腹をあたため体を冷やさないことや、トイレを我慢しないこと、アルコールや刺激物の摂取は控えるといったことも大切です。

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