栄養満点!リコピンを含むトマトの選びのコツ

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リコピンを多く含む
「トマトの選び方」とは?

今年に入ってから「トマト」に関する最新の研究結果が、日本で相次いで2つ発表されたのをご存じですか?!
まずひとつ目は、今年の2月に京都大大学院の農学研究所より発表された「トマトの脂肪燃焼効果」。
これは、新たに発見したトマトに含まれる成分「13-oxo-ODA」が、脂肪燃焼やダイエットに効果があると判明したもの。

そしてもうひとつは、今年の5月にある企業の研究によって発表された、「トマトのアルコール濃度低下作用」。
お酒と一緒にトマトを食べる事で、酔っぱらいにくくなり、酔い覚ましを早めてくれる効果があるとのこと。

そもそも、トマトが美容や健康にとても良い事はみんな何となく知っていたと思いますが、
こうもエビデンスに基づいた効果が次々に発表されると、トマト人気は今まで以上に高まっていくと予想されます。

でも、ここで一つ考えてみてください。
トマトといっても、たくさんの品種や種類がありますよね。
それに、「トマトジュースでも同じような効果が得られるのかしら?」と、こんな疑問が浮かんできませんか?
一つひとつ確認していきましょう。

まずはトマトの種類について。
トマトにはフルーツトマトやミニトマトなどがあり、比較的ミニトマトの栄養価が高いといわれていますが、実は熟したトマトであればどれも大差はないとのこと。
それよりも、「旬であるかどうか」の方が栄養価を左右するそうで、露地栽培よりも収穫・出荷時期を遅らせた抑制栽培や、逆に出荷を早めた促成栽培で生産されたトマトは、中身の栄養価が豊富とはいえないようです。
つまり栄養価が満点で、その上味も最高のトマトとは、真夏の太陽光線をたっぷり浴びて収穫された、真っ赤な完熟トマトということになります。

次はトマトジュースの効果について。
トマトジュースに使用されるトマトは基本的に完熟したものをつかっているため、ビタミン類などの栄養価は生のトマトより上の場合もあるそうで、ジュースになったからといって一概にトマトよりも効果が低くなるとはいえません。
つまり旬の完熟トマトなら生のトマトもトマトジュースも栄養満点ということ。
さぁ、栄養満点の真っ赤なトマトが店頭に並ぶ季節はもうやってきますよ。
ダイエットしたい人も、お酒が好きな人も、旬のトマトをいっぱい食べて、今年の夏を元気に乗り切りましょう!

著者プロフィール

磯村 優貴恵

立教大学コミュニティ福祉学部卒業後、大学院では臨床心理学を学ぶ。その後、臨床心理士となり教育現場でのスクールカウンセラーとしての活動や、 EAPにおける産業カウンセリングに従事。メディカルサプリメント指導士・食育指導士の資格を取得するなど、栄養指導の知識も有し、心身両面からのメンタルサポートをモットーに活動中。