醤油麹
こんにちは!管理栄養士の磯村です。
つい先日まで塩麹が万能調味料として騒がれていましたが、最近は「醤油麹」なるものが有名になりましたね!
私は新しいものがついつい気になる性分なので、試してみることにしました。
材料
- 麹200g
- 醤油200㏄
作り方
- 麹をしっかりとほぐしてパラパラの状態にする。ほぐした麺がしっとりし、握ると形が出来るくらいになるまで混ぜ続ける。
- 消毒をしたきれいなビンまたはタッパーに1と醤油を加え、とろみが出るまでよく混ぜる。
- 常温で10日~2週間ほど発酵させる(夏場は1週間ほどでOK)。この間に、1日1回ふたを開け発酵中の醤油麹全体に空気を触れさせるよう混ぜる。
- ※今回ご紹介した醤油麹は冷奴に乗っけたり、胡瓜につけて食べると良いですよ。
コラム
ご紹介した醤油麹の材料でもある麹ですが何から出来ているのか、皆さんご存知ですか?
答えは、蒸した穀類に繁殖させたコウジカビが正解。
つまり・・・
米にコウジカビを付着させると「米麹」
麦にコウジカビを付着させると「麦麹」
豆にコウジカビを付着させると「豆麹」
となります。
そして麹には
・デンプンを消化する酵素「アミラーゼ」
・たんぱく質を分解する酵素「プロテアーゼ」
・脂肪を分解する酵素「リパーゼ」
の3大消化酵素が含まれています。
さらには腸内環境を整えて免疫力を高める効果もあるといわれています。
米麹にはビタミンB群が豊富に含まれお肌や爪、髪の健康に役立つほか、糖質、脂質、たんぱく質の代謝を助ける働きが期待されます。
そのため、疲労回復にも強い味方となりますが、ビタミンB群は水に溶けやすい性質(水溶性)があるため、体に溜めておくことが出来ません。
これは麹をはじめとした発酵食品に限ったことではありませんが、毎日の生活で少しずつでも継続して摂ることが健康維持の秘訣です♪
ぜひ皆さんも醤油麹を作って、健康維持を目指して下さいね。
管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る