ハーブで爽やか!
豚肉のセージリコッタロール・
タイムのピラフ添え
豚肉とピラフ、セージとタイムを使ったご家庭でも出来るレシピを紹介させていただきます。わたしは最近、料理にハーブを加えることで、味や香りにアクセントつけるように心がけています。ハーブは香辛料としても作り手をフォローしてくれますし、視覚的にも彩り鮮やかな演出をしてくれます。
また食材においても、健康面を考えたレシピを常に考案しています。美味しくて体に良い料理作りが私の基本コンセプトです。それでは、今回はセージとフレッシュタイムを使ったレシピをご紹介いたします。
材料(2~3人分)
- 豚肩ロース肉100g
- ベーコンブロック100g
- 塩・黒胡椒・強力粉適宜
- 牛乳500cc
- レモン汁30cc
- バター50g
- バルサミコ酢50cc
- はちみつ15cc
- 米1カップ
- にんじん1/2本
- 白ワイン大さじ1
- 鶏がらスープ1カップ
- 顆粒コンソメ大さじ1
- オリーブオイル30cc
- フレッシュセージ20枚
- フレッシュタイム10枝
作り方
- 【リコッタチーズを作る】鍋に牛乳とレモン汁を加えて中火にかける。モロモロと固まりが浮いてきたら鍋を火からおろし、キッチンペーパーなどをしいたザルでこす。
- ベーコンブロックを適当に切り分け、セージ10枚と一緒にフードプロセッサーにかける。
- 2)をボウルに入れ、黒胡椒と1)のリコッタチーズを混ぜる。
- 豚肉をまな板の上に広げ、軽く塩コショウして強力粉をふる。豚肉の上にセージの葉をしき、3)をのせ、端からくるくるとしっかり巻く。まわりに強力粉をまぶし、オリーブオイルをしいたフライパンで転がしながら焼く。
- きれいなきつね色に焼けたらお皿に取り出す。
- 【バルサミコソースを作る】肉を焼いたフライパンにバルサミコ酢を入れて半量くらいまで煮詰める。はちみつも足す。
- 【セージバターソースを作る】別のフライパンでバターを溶かし、セージの葉を軽く炒める。
- 【タイムのピラフを炊く】鍋にオリーブオイルをしき、米粒と同じぐらいに切ったにんじんを炒める。続いて洗わない米を加えて米粒のまわりが透き通るまで炒める。枝からはずしたタイムの葉と白ワインを加えて炒めながら蒸発させる。鶏がらスープと顆粒コンソメを加える。沸騰したら弱火にして15分炊く。10分蒸らす。
- お皿に、セルクルを使ってピラフを丸く抜く。タイムの枝を飾る。セージバターをしいて半分に切った肉をのせて、まわりにバルサミコソースを流す。あればセージの花を飾る。
ワンポイント
料理のポイントはハーブの相性にあるといえます。今回はセージとタイムが見事な香りのハーモニーをかもし出してくれました。そしてソースのコンビネーションにもこだわりたいところ。今回はセージバターソースとバルサミコソースが、爽やかさとコクをプラスしてくれました。このソース、すごく美味しいので一度作られてみてはいかがでしょうか?お料理のポイントになりますよ。
橋本登志子 TOSHIKO HASHIMOTO
料理研究家。2012年第2回KOKUSAIハーブレシピコンクール優秀賞受賞。教師を15年間務めた後、カナダ・オンタリオ州へ移住。カナダで多国籍料理を学ぶ。
橋本登志子さん公式ホームページ登志子のキッチン