米粉とは？

米粉とは、その名の通り、米を細かくして粉にしたもの。米粉の原料でもある、お米が日本に伝わったのは今から2000年以上も前の縄文時代です。奈良時代には遣唐使によって小麦粉や米粉を使った油菓子（おせんべいのようなもの）が伝えられたといわれています。その後、江戸時代に茶道の際に用いられる和菓子の原料として米粉が広く使用されるようになりました。

米粉に含まれる栄養素

参考：五訂 日本食品成分表(2001)/食品成分研究調査会

米粉はお米を粉にしたものですので、米の栄養価とほぼ同じなので、薄力粉と比較してみる事にしました。エネルギーは米粉も薄力粉もほぼ変わりありません。たんぱく質は小麦の方が少し多いようです。これは、小麦に含まれていて、米粉に含まれないたんぱく質「グルテン」の違いによります。グルテンは生地を作ったときの「コシ」にあたるものなのですが、小麦の中でもグルテンが多いものから順に並べると「強力粉」「中力粉」「薄力粉」となります。

米粉でパンを作ると触感がモチモチする秘密は お米の主原料でもある「でんぷん」にあります。
（おもちを想像して頂くとわかりやすいかと思います。）さらに、米粉は小麦粉と比べると油の吸収率が低いので、揚げ物の衣などに使用することでちょっぴりヘルシーに。さらに、米粉はグルテンが含まれないので、水にといてもダマになることがなく、お菓子を作るときもふるう手間が省けると言う利点があります。