大根と白味噌の
ポタージュ
こんにちは!管理栄養士の磯村です。
慌ただしい年末年始が過ぎ、のんびりと過ごされている方も多いのではないでしょうか。
今年の冬、東京・神奈川では珍しく大雪に見舞われる日もありましたね。
雪に全く慣れていない私は、部屋の中から降り積もる雪を見てワクワクしていましたが、次の日は道路が凍ったり、積もった雪に足をとられたりと大変な思いをされた方も多かった事でしょう。
そこで今回は雪で体が冷え切った体を暖めるために考えたスープを皆さんにご紹介します!
材料(4人分)
- 大根300g
- 生姜大さじ1
- バター15g
- 水300㏄
- 豆乳250㏄
- 白味噌大さじ2
- すりごま適量
作り方
- 大根は皮をむき、いちょう切りにする。
- 鍋にバターを入れて火にかけ、1の大根と生姜を入れてさっと炒める。
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大根全体に火が通ったら水を入れて中火で5~6分ほど煮る。
(途中で水がなくなりそうになったら100ccほど足して下さい。) - 大根が柔らかくなったら豆乳を入れて煮立たせないように温める。
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豆乳がしっかり温まったら火を止め、白味噌を入れてハンドミキサーで撹拌する。
(ハンドミキサーがない場合はミキサーでも可。) - 全体が滑らかになったら器に盛り、最後にすりゴマをトッピングしたら完成!
- 味噌や豆乳は沸騰させてしまうと分離してしまいます。口当たりや風味が悪くなりますので火加減に注意しましょう。
栄養ポイント
根菜のひとつで、冬の代表野菜でもある大根。
すりおろしたり、煮物にしたり、漬物にしたりと料理のレパートリーも幅広い食材ですが、栄養面でも嬉しい働きがたくさんあります。
大根にはジアスターゼというでんぷん分解酵素が多く含まれ、消化を助けたり、胃酸過多や胃もたれ、胸やけなどに効果があるといわれています。
しかし、このジアスターゼは加熱してしまうと減ってしまうため、大根おろしやサラダなど生で食べるメニューで摂り入れることがポイント。
その他にも大根にはグルコシルートと言う成分が含まれています。グルコシルートは加熱することで甘くなり、解毒作用が強い成分といわれています。
体の中から綺麗になりたい!という方には火を通した今回の大根を使ったメニューがオススメ。
一緒に入っている生姜や白味噌も体の中を温めてくれる働きがありますのでぜひお試し下さい。
管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る