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健康でキレイになりたい人こそ
正しい「おやつ」が必要!

健康でキレイになりたい人こそ正しい「おやつ」が必要!

街にはスーパーやコンビニなどが溢れ24時間食べ物に困ることのない時代になり、それはとてもありがたいことである一方、「何をいつ、どう食べるか」を考える機会は少なくなっています。現代人は食べることに困らない分、好きなものを好きな時に好きなだけ食べてしまいがち。

特に「おやつ」を意識して選ぶことはあまりないのではないでしょうか。気がついたら毎日甘いスイーツやスナック菓子を食べている、なんて人もいるかもしれません。でもちょっと待って。「おやつ」をきちんと選ぶことは実はとても大事なこと。ダイエット中の人はおやつや間食を避けているかもしれませんが、ダイエット中でさえ上手におやつを利用することが、ダイエット成功の鍵となるのです。

そもそも「おやつ」は必要なの?

おやつの概念は日本発祥だそう。そしておやつは本来、1日3回の食事では十分に栄養を摂ることができない子供たちにとっての「補食」の目的があります。特に昼食から夕食までは時間が長く空くため、子供達にとっての「捕食」は大切です。夕食に響かない程度にエネルギーを補給し、食事で不足しがちな栄養素を補ってあげると同時に、コミュニケーションタイムや休息タイムとして楽しんで欲しいもの。

手軽だからと言っておやつにお菓子をだらだら食べれば夕食に影響したり、虫歯の原因になったりします。もちろん大人になれば3回の食事でしっかりと栄養素を摂れますから、無理に「おやつ」で栄養補給する必要はありません。しかし、仕事の関係でランチに菓子パン1個しか食べられないとか、残業で遅い時間に夜ご飯を食べたら翌朝胃がもたれて朝食が食べられないなど、大人になってからもきちんと食事をとることが難しい場面が多々あります。そこで役立つのが「おやつ」です。

オトナのおやつにぴったりの食べ物とは?

オトナがおやつで取るべきものは普段の生活スタイルや食習慣によって異なりますが、大きく2つのタイプに分類することができます。1つが「欠食タイプ」、もう一つが「ビタミン&ミネラル不足タイプ」です。

「欠食タイプ」グループにオススメのおやつ

欠食とは1日3回の食事を基本として考えた場合に1食もしくは2食が欠けてしまうことです。朝ごはんが抜けがち、忙しくてランチが抜けがち、ダイエットで意識的に夜ご飯を抜いている、あるいは残業で夜ご飯が食べられない、夜はお酒を飲むから食事をしない、といったタイプもこちらになります。

このグループの場合、1日に必要なトータルのエネルギー量(摂取カロリー)が欠けていることが多いですので、「エネルギー源」を重視して摂ると良いでしょう。様々な栄養素がある中で、エネルギー源となるのは「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」の3種類のみです。もっともオススメなのは具がしっかり入った「おにぎり」。具は梅おかかや肉みそ、ツナマヨや納豆巻きなどお好みのものでOKです。

さらにごはん自体を菜飯や雑穀ご飯にすることでエネルギー源のみならず、ビタミンやミネラルも同時に摂ることができます。おにぎりがおやつなんて、と思うかもしれませんが、欠食タイプの人は摂取カロリーが足りずに太りやすくなっていたり、疲れやすくなっていたりすることも少なくありません。意識してエネルギーを補給しましょう。具沢山のスープやフルーツをトッピングしたヨーグルトも良いですね。

「ビタミン&ミネラル不足タイプ」グループにオススメのおやつ

ほとんどの人が「野菜不足」は気になっているのではないでしょうか。欠食タイプの人も野菜不足は気になっているはずです。野菜から摂ることのできる栄養素は主に「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」さらに「ファイトケミカル」。ビタミンやミネラルは体の中で代謝を助ける働きがあるため、エネルギー源と一緒に摂ることで体のメンテナンスに役立ちます。

また食物繊維は日本人に不足しがちな栄養素ですし、ファイトケミカルは抗酸化機能を含め、様々な機能性が期待されています。3度の食事から、野菜をしっかりとることができれば一番良いのですが、なかなか難しいという場合は、おやつに果物やボリュームのあるスムージーを取り入れてみましょう。

焼き芋や焼き栗なども秋冬にはオススメですまた最もオトナのおやつにふさわしいのが「ナッツ類」。ビタミン、ミネラル、食物繊維、そして抗酸化物質の全てが摂取できるのがナッツ。おやつに迷ったらナッツと覚えておきましょう。

おやつといえばスナックやスイーツ、はもう卒業して、1日の食生活で足りないものを補うチャンスと捉えましょう。どうしてもスナックやスイーツが食べたいというのであれば、「機能性おやつ」を選んでみてください。「機能性表示食品」の中には、食物繊維や抗酸化物質を含んだおやつがたくさん登場していますし、例えばチョコレートでもよりヘルシーなものを選ぶことで意識と身体がきっと変わるはずです。

著者プロフィール

磯村 優貴恵

管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る