「温州みかん」で
風邪予防!
段々と寒さが厳しくなって、冬本番が近づいてきましたね。
冬の始まりと共に、日本の多くのご家庭では、ある果物がこたつのお供として春先まで家の中に常備されるようになると思います。
その果物と言えば、もちろん「みかん」です。
おそらくみんなの頭の中に浮かんだあの一般的なみかん、正式名称は「温州(うんしゅう)みかん」といいます。
日本の柑橘類のうち、およそ3/4は温州みかんがシェアを占めているらしいですから、それだけ私たちにとって、温州みかんは馴染みぶかく、みんなが好んで食べていることが分かります。
みかんの栄養成分
みかんにはビタミンがたっぷりで、いっぱい食べると風邪をひかない、なんて話が有名です。
確かにその通りですが、実は温州みかんには他の素材からはなかなか摂れない特有の成分が含まれていて、その効果こそ見逃せないのです!
その成分とは、「βクリプトキサンチン」のことです。
みかんのオレンジ色成分であるカロテノイドの一種です。
強力な抗酸化作用を持ち、動物実験ではガン予防に効果的であるといったデータもあり、医師の間でも話題になったほどの、なんとも頼もしい成分なんです。
βクリプトキサンチンは、体内で発がん性物質や活性酸素によって細胞が傷つくのをブロックしてくれます。
しかも、βクリプトキサンチンの効果は、体内で二ヶ月以上も保たれるという非常に珍しい特性を持ちます。
温州みかん好きの日本人の血中には、他の国の方よりβクリプトキサンチンの濃度が高いそうですよ。
みかん一個あたりに1~2mgほどのβクリプトキサンチンが含まれており、その量は他のオレンジなどの柑橘系果物の約60倍にもなります!
立教大学コミュニティ福祉学部卒業後、大学院では臨床心理学を学ぶ。その後、臨床心理士となり教育現場でのスクールカウンセラーとしての活動や、 EAPにおける産業カウンセリングに従事。メディカルサプリメント指導士・食育指導士の資格を取得するなど、栄養指導の知識も有し、心身両面からのメンタルサポートをモットーに活動中。
さてさて、あなたの血液中のβカロテン濃度はどれくらいでしょうか?
喫煙や大量の飲酒によってβクリプトキサンチンの血中濃度は下がってしまうそうなので、飲酒、喫煙機会が多い方は特に多めにみかんを食べると良さそうですね。
忘年会、新年会でたくさん飲酒する方、温州みかんで自己治癒力を高め、風邪を予防しましょうね!