指先のキレイは
毎日の食事から!
最近はジェルネイルが主流になり、指先のおしゃれやお手入れは男女ともにマストになっていますよね。
しかし、そこで気になるのが自爪の状態。
実は爪の状態は体の健康状態が反映されています。
爪の状態をチェックすることで、体のサインをキャッチしてみてくださいね。
爪って栄養が必要なの?
爪はある程度強度がありますが、この構成成分はケラチンというたんぱく質です。
そのため、栄養不良や過度な疲労などにより肌トラブが起こるのと同じように、爪にも同じようにトラブルが起きるのです。
爪はわずか0.1㎜ほどですが毎日伸びていますので、爪の全体を見ることで数日前の食生活をチェックすることができます。爪がもろい、薄すぎる、ささくれができる、2枚爪になる、色が変わってきた……など、爪のトラブルが気になる方は食生活から見直していきましょう。
爪の状態から見る不足しがちな栄養素
◯爪がもろい、弱い、薄すぎる……
なんだか爪がもろいという方はビタミンB群が不足している可能性があります。ビタミンB群はエネルギー源の代謝や細胞の生まれ変わりを促進する働きがあります。レバーや肉、魚、卵や乳製品などのたんぱく質を多く含む食品に含まれていますが、ダイエットしている方は特にとっては不足しやすい栄養素でもあります。肌荒れの時もビタミンB群が不足していないか、真っ先にチェックしてほしいのですが、爪のトラブルもビタミンB群が欠乏していないかについて確認しましょう。
◯爪の乾燥が気になる……
爪の乾燥が気になる方にはビタミンAが不足している可能性があります。ビタミンAには粘膜の潤いを保つ働きがあります。食材としてはうなぎや卵、緑黄色野菜に多く含まれています。油と一緒に摂ると吸収がよりスムーズになりますので、炒め物にする、サラダの具材としてオイルを使ったドレッシングをかけるなどといった食べ方がオススメです。
◯爪に白い斑点ができている……
実は爪周りの皮膚にも栄養状態が反映されています。爪の下の皮膚の色は薄いピンク色が理想です。白い斑点ができる、黒ずむ、血の気がないという方は亜鉛や鉄分、ビタミンB12が不足している可能性があります。チーズやレバー、赤身のお肉、大豆製品などを摂りましょう。
◯ささくれができやすい……
ささくれが絶えないという方は良質なたんぱく質や抗酸化作用のあるビタミンCやEが不足している可能性があります。タンパク質は肉、魚、卵、乳製品、大豆製品に多く含まれます。ビタミンCは野菜や果物、ビタミンEは胡麻やナッツ類に多く含まれます。
管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る
偏った食生活は体調だけでなく、爪にもしっかりとあらわれてきます。
バランスの良い食事を続けることで、指先からキレイを作っていきましょう!