「高山病とは?」
こんにちは!先日初の富士登山を経験した管理栄養士の磯村です。
まだ梅雨も明けきれない中の登山だったので、天気がとても心配でしたし、
運動不足だったので、体力面についても気がかり。
さらに、経験したことのない「高山病」にかからないようにひたすらお祈りするぐらいでした。
このような、不安ばかりを並べてしまいましたが、楽しみという気持ちの方が優勢だったり・・・。
せっかく挑戦するんだもの、楽しまなくちゃです!
さて今回は、私が初の富士登山で学んだこと、登山の前に勉強したことなどをお話したいと思います。
まずは、予備知識として是非知っていていただきたい「高山病」についてです。
高山病とは
高山病とは、別名「低酸素症」「山酔い」ともいわれます。
その名の通り、標高の高い場所は平地に比べて酸素濃度が薄くなり、
特に富士山の山頂は平地の6割程度といわれるほど。
そのため、酸素の薄い環境におかれると、血液中の酸素濃度が低下し、体が酸欠状態となり、様々な症状が現れてきます。
標高が2,500メートルを超えると高山病にかかりやすくなり、3,000メートル前後では症状がはっきりと現れてくるそうです。
次に高山病の症状をまとめてみました。
- 初期では
- ・頭痛(鈍痛、頭を振ると痛い)
・吐き気
・食欲不振
・手足のむくみ
・胸の圧迫感などで
「あれ、なんかいつもと違うかも・・・。」と軽視されがちな症状から、辛い症状まで幅広くあります。
- 中期になると
- ・頭痛(締め付けられるほど痛い)
・下痢
・発熱
・脈拍増加
・咳
など、初期症状がさらに悪化していきます。
「高山病の症状には軽度なものから重度なものまで様々。最悪の場合もありますので少しでも異変を感じたら無理をせずに直ぐに下山しましょう。」
高山病対策
高山病対策方法についてはまた次回しっかりとお話します普段からきちんと食事をとって、登山前には万全な状態を作っておくことが大切だと思います。
そして、普段から次の栄養を摂る事をお忘れなく。
- 炭水化物
- ご飯、パン、麺類など
- たんぱく質
- 肉や魚、大豆製品など
- 脂質
- ナッツ類やオリーブオイル
- ビタミン
- 野菜、果物など
- ミネラル
- ミネラルはカルシウム、マグネシウムなどのことで、様々な食品に含まれています。硬水を選ぶのもミネラル補給の一つの手です。
管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る
さらにこまめな水分補給や十分な睡眠、きちんとした装備(服装)なども体調管理のためには必須です。
普段の生活を整えてから登山に臨みましょう!