29日は肉(ニク)の日
肉を味方につければ
もっとキレイになれる!
過ごしやすい気候になり、落ち気味だった食欲も戻ってくるこの時期。
秋野菜と一緒に楽しみたいのはやっぱりお肉ではないでしょうか。
でも、ダイエットや美容を気にしている方はお肉を楽しんでいいのか、ちょっと悩んでしまいますよね。
今回はそんなあなたにもオススメできる「お肉を食べてもっと綺麗になる方法」をご紹介します。
お肉も正しく選んで食べれば、インナービューティの強い味方になってくれるのです。
もちろん男性の健康維持にも役立ちますよ!
お肉には綺麗になる栄養素が
たくさん含まれている!
ダイエットの敵とも思われがちなお肉ですが、実は綺麗になるための栄養素がたくさん含まれています。
お肉に含まれる注目すべき栄養素は以下の5つです。
1,カルニチン
脂肪がエネルギーとして使われるとき(燃えるとき)、まずは細胞内に取り込まれてから燃焼(代謝)が行われます。そこで細胞内に脂肪を取り込むスイッチの役目をしてくれているのがカルニチンです。赤身の部分に多く含まれているため、牛肉や羊肉の赤身がオススメです。細胞内に脂肪が取り込まれなければ、燃焼せずに蓄積するばかり。カルニチンに活躍してもらいながら、脂肪を燃焼させれば代謝もあがるのです。
2,ビタミンB群
ビタミンB群はあらゆる代謝をスムーズにする役割があります。なかでもビタミンB1は炭水化物、B2は脂質、B6はたんぱく質の代謝を助けています。肉類にはビタミンB群が豊富に含まれていますので、代謝UPの強い味方となってくれるのです。逆にビタミンB群がしっかり摂取されていないと、炭水化物やたんぱく質も余計な脂肪として蓄積されてしまいます。
3,必須アミノ酸
お肉の代表的な栄養素といえばやはり「たんぱく質」です。たんぱく質はアミノ酸が集まってできたもので、その中でも私たちの体では合成できないものを「必須アミノ酸」と呼んでいます。お肉にはこの必須アミノ酸が比較的バランスよく含まれています。筋肉だけでなく、皮膚や髪の毛にとってもたんぱく質は重要です。
4,鉄
女性や成長期の子供、スポーツを頑張る人に特にしっかり摂ってほしいのが鉄。不足すると貧血の原因となったり、顔のくすみの原因にもなったりします。お肉の中でも特に赤身の部位やレバーに多く含まれています。
5,亜鉛
亜鉛は味覚を正常に保ったり、男性機能を支えたりととても大切な栄養素です。さらに、傷跡の修復をスムーズにする働きもあります。鉄分同様、赤身の部位やレバーに多く含まれています。
気分はお肉のソムリエ。
肉の部位を上手に選ぶことが綺麗への近道!
ひと口にお肉といってもその部位は本当にたくさんあります。選び方によってはダイエットの味方となりますし、その逆になることもあるので部位選びはとても重要です。
美容やダイエットにおいて一番大切なのは脂肪の少ない部位を選ぶこと!
適量であれば、脂肪は大切なエネルギー源や、ホルモンの材料となるのですが、摂りすぎはやはり体に悪影響をもたらすこともあります。
お肉に含まれる脂肪は飽和脂肪酸と言って摂りすぎると悪玉コレステロールの合成を促したり、中性脂肪の合成を高めたりします。
同じ鶏肉でも100gあたりの脂肪量はもも肉(皮つき)では14gなのに対して、胸肉(皮なし)では1.5g、ささみでは0.8gと大きく差が出てくるのです。
また、同じ牛肉でも100gあたりの鉄の量は赤身であるヒレ肉では2.5㎎、サーロイン(脂身つき)では0.9㎎と大きく差がでます。
ヘルシーなお肉を選びたい!という時はまず、脂身が少なく赤身の部位を選びましょう!
そのほうが断然栄養価も高く、ヘルシーにいただけるのです。
調理法を工夫すれば、さらにヘルシー。
食べても太りにくい調理法を!
加熱調理をすることが基本となるお肉はメニューのバリエーションも多いのが特徴です。
脂身の多いお肉を調理する場合は、茹でたり焼いたりすることで、余分な脂を落とすことが出来ます。
煮物などを作る際も、脂身が気になるようでしたら、一度下茹でをする、脂身だけ少し切り落として調理するなどといった工夫でよりヘルシーに調理ができます。
また豚肉であれば蒸して食べたり、しゃぶしゃぶにしてもさっぱりヘルシーにいただけます。
組み合わせに注目すれば、
相乗効果が期待できちゃう!
たんぱく質やミネラルなど栄養もたっぷり含まれるお肉ですが、足りない栄養素もあります。
それは食物繊維とビタミンCです。
食物繊維は腸内を綺麗にしてくれるため、デトックスに役立ちます。
ビタミンCは免疫力を高めるのに役立つほか、美肌には欠かせない栄養素でもあります。
しかしお肉にはこれらの栄養素が含まれませんので、付け合わせで添えるのが望ましいでしょう。
オススメはキノコ類やジャガイモのソテーを加えること。
もちろんサンチュなどの緑の野菜とも相性抜群です。
ソースも濃厚なものよりも、レモンを搾るなどすれば、カロリーカットだけでなくビタミンCの補給になります。
管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る
いかがでしたか?
美味しいだけでなく、綺麗になれる栄養素もたっぷりと含まれているお肉。上手に組み合わせて毎日の食卓をより充実したものにしましょう♪