10月20日は
トーハツ(頭髪)の日!
昆布は髪の毛に良い!はホント?
今日は「頭髪の日」とされますが、秋になり抜け毛が気になる人が増えているのではないでしょうか。
秋に抜け毛が多くなるのは夏の紫外線のダメージともいわれ、ある程度仕方のないことだとされています。
もちろんヘアケアをしっかり行うことは大切ですが、髪の毛を作っているのは「毎日の食事」。
髪の毛のトラブルが気になるようなら、やはり食事を見直す必要があります。
髪の毛に良い食材といえば、「昆布」というイメージを持つ人が多いと思いますが、「昆布は本当に髪の毛に良い」のでしょうか。
今回はそんな昆布をはじめとした内側からのヘアケアについてご紹介しましょう。
秋こそヘアケアが大切!
それにはちゃんとした理由がある!
夏の強い紫外線に当たることで髪の毛は大きなダメージを受けますが、さらに秋になり空気が徐々に乾燥しはじめます。これらの原因によって髪の毛や頭皮の水分が奪われやすくなり、抜け毛や枝毛、パサつきなどヘアトラブルが出やすくなるのです。
そのため一年のなかでも一番ヘアケアが重要な季節が「秋」といわれます。
この時期にしっかりケアしておくことで、冬に気になる乾燥によるぱさつき、枝毛などのダメージ、静電気などによる髪の絡みなども事前に防ぐことができるのです。
しかもヘアケアはシャンプーやトリートメントによるものばかりではありません。
食事や栄養素を見直し、内側からケアすることで次に生えてくる髪の毛を綺麗な状態に保つことが出来るできるのです。
「昆布が髪の毛に良い」はホントだった!
「昆布を食べると髪の毛に良いのよ!」というフレーズ。皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ではなぜ昆布が髪に良いといわれているのでしょう。
それは昆布に含まれている栄養素にあります。
昆布は海で育つ海藻ですので、ミネラル分がたっぷりと含まれています。
特に亜鉛は細胞の生まれ変わりを助ける働きがありますので元気な髪の毛を育てるためには欠かせません。昆布にはこの亜鉛が豊富に含まれているのです。
それから健康な髪の毛を育むのに不可欠な「ヨード」も豊富。このヨードもミネラルにあたります。
最近は食の欧米化に伴い、ハンバーグやパスタ、グラタンといったいわゆる「カタカナメニュー」を食べる割合が増え、昆布をはじめとした海藻類を食べる機会が減ってしまったことから、日本人にとってミネラルは不足しがちな栄養素。
もちろん、昆布さえ食べていれば綺麗な髪の毛になれるわけではありませんが、美髪を作るために不足しがちなミネラルを補うという点では「髪の毛に良い」と言えるのです。
ほかにも「ひじき」や「わかめ」「牡蠣」などにも亜鉛やヨードといったミネラルが豊富に含まれています。
さらに髪の毛は主にケラチンというたんぱく質の一種からできています。
たんぱく質はアミノ酸がいくつも組み合わさってできていますので、先ほどのミネラル類に加え、良質なたんぱく質を摂ることは内側からのヘアケアにとって大切なポイントとなります。
つまり「良質なたんぱく質とミネラル類」が美しい髪の毛を作るのに必要な栄養素ということになるのです。
髪の毛のケアは頭皮のケアから
食事と同じくらい大切なことが頭皮ケアです。
髪の毛自体は実は死んだ細胞で、一度パサついた髪の毛を綺麗に補修するのはなかなか難しいことなのです。
髪の毛は頭皮から生えてきますから、頭皮の健康を保つことで艶のある綺麗な髪の毛が生えてきます。
頭皮ケアのポイントは3つ。
①血流が良い状態を保つ
頭皮はお肌の一部ですので、汚れを綺麗に落として保湿をし、血流を良くすることで巡りを整えて健康な髪の毛を育てる土台作りをします。血流を良くするためには体を冷やさないことや胡麻などのナッツ類に多く含まれるビタミンEを摂る必要があります。
②細胞の生まれ変わりをスムーズにする
お肌同様、頭皮の細胞の生まれ変わりをスムーズにすることで、髪の毛の質を高めます。食事はもちろん、頭皮マッサージも有効です。
③質の良い睡眠をとる
綺麗な髪の毛を育てるのは食べ物だけではありません。一番大切といっても過言ではないのが「睡眠」です。22時~夜中の2時のゴールデンタイムと呼ばれる時間は成長ホルモンが最も分泌されやすい時間帯です。きちんと睡眠をとることで頭皮の生まれ変わりをスムーズにすることが健康的で艶めく美髪を作るのです。
管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る
いかがでしたか?この秋は内側からのヘアケアでワンランク上の「美髪」を作りましょう♪