「アサリ&ハマグリ」
の栄養と調理法
先日、ゴールデンウィークの楽しみの一つである「潮干狩り」に出掛けてきました。
アサリやハマグリを探して砂浜を掘っていると、時間を忘れて熱中してしまいますよね。
砂や泥を思いっきりいじっていると、なんだか童心に返る気がします。
実際、砂や土に触れることって、精神的に落ち着いたり、リラックスしたりする効果があると言われています。
潮干狩りは、心もリフレッシュするし、おいしくて体に良い貝も食べられるし、いいことづくめのレクリエーションですね。
さて、ここからは潮干狩りでゲットできる主な貝たちの栄養価や調理法について紹介します。
きっと潮干狩りに行きたくなると思いますよ！
アサリ
アサリはタンパク質やビタミンB2、ビタミンB12を豊富に含みます。
鉄分も多いので、貧血気味の方にはもってこいの食材です。
脂肪分が少なくヘルシーであるのも特徴なので、ダイエット食材としても最適です。
また、アサリのエキスには肝臓の健康を守る効果と解毒の作用があるため、お酒を飲む方にとっても非常におススメです。
料理のパターンとしては、みそ汁や酒蒸し、スパゲッティーのソースなどに良く利用されます。
ビタミンB2は水に溶けやすい性質をもっているため、調理する際には身だけでなく、アサリから溶け出したエキスも一緒に食べることができるようなメニューにするのがポイントです。
ハマグリ
ハマグリは、タウリン、鉄、亜鉛などのミネラル分が豊富で、滋養強壮や生活習慣病予防などに効果を発揮します。
また、貝類の旨み成分であるコハク酸、グルタミン酸、グリシンなどのアミノ酸のバランスが良く、ハマグリ独特のうま味が生まれます。
ハマグリはアサリやシジミなどと比較すると少しサイズが大きめで、二枚の殻がぴたりと重なっているため、「夫婦和合」などの意味が込められ、縁起物として結婚式でハマグリのお吸い物が出ることもあります。
身から出るうま味エキスを活かし、汁物やパスタソースにするのが一般的ですが、そのままシンプルに焼く「焼きハマグリ」が実は一番だと思います。
網焼きで、貝が開いたら身にしょうゆを少し垂らし、身とエキスをそのまま一緒に食べると、ハマグリのうま味がギュギュっと詰まって味わえます。
潮干狩りでハマグリをとって、海辺でそのまま焼いて食べるなんてことが出来たら、最高に贅沢ですよね！
立教大学コミュニティ福祉学部卒業後、大学院では臨床心理学を学ぶ。その後、臨床心理士となり教育現場でのスクールカウンセラーとしての活動や、 EAPにおける産業カウンセリングに従事。メディカルサプリメント指導士・食育指導士の資格を取得するなど、栄養指導の知識も有し、心身両面からのメンタルサポートをモットーに活動中。
