手作り生姜シロップで
巡る体へ!
体を温める食材のひとつとして有名なのが「生姜」。
お料理のスパイスとして大活躍の生姜ですが、一度にたくさん摂るのが難しく、冷蔵庫に干からびて残っている・・・なんて経験をしたことはありませんか。
今回はそんな心配もなく、生姜の成分をたっぷり摂り入れることのできる「ジンジャーシロップ」をご紹介します。
生姜パワーで内側から巡りの良い体へ!
生姜に含まれる辛みの成分は大きく分けて2つあります。
一つ目はジンゲロール。
ジンゲロールは生の生姜に含まれており、殺菌作用が高いため、一般的に食中毒予防として生ものと一緒に使われます。また、風邪予防としても役立ちます。
しかし、時間が経つとショウガオールという成分に変化してしまうのですりおろす、スライスする際は食べる直前に行いましょう。
もう一つはショウガオールです。
生姜を煮たり焼いたり、また、長時間空気に触れているとジンゲロールがショウガオールへと変化します。
ショウガオールは血流をスムーズにして体の内側から温める働きがありますので、冷え対策にオススメです。
ジンジャーシロップの作り方
生姜のエキスをしっかりと抽出して、毎日の生活に取り入れやすいのがジンジャーシロップ。 最近は食料品店でも販売されていることがありますが、お自宅でも簡単に作ることができます。
【材料】
生姜・・・100g
きび砂糖・・・100g
水・・・150cc
レモン汁・・・1/2個分
【作り方】
保存用の容器は熱湯消毒しておく。
①生姜は洗って皮ごとスライスする。
②鍋に①ときび砂糖を入れて良く混ぜ、水分が出てくるまで3~4時間置く。
③きび砂糖が溶けて水分が出てきたら水を加えて火にかけ、中火~弱火でコトコト20~25分煮る。(途中、軽くかき混ぜながら焦げないように注意しましょう。)
④保存容器に入れて粗熱が取れたらレモン汁を加えて混ぜる。
※出来上がりは180~200gほどになります。
砂糖は上白糖でもOKですが、きび砂糖や黒糖にはミネラルも含まれますので、まろやかな仕上がりになります。
ジンジャーシロップの簡単活用法
ジンジャーシロップは大さじ2杯程度を150㏄の炭酸水で割るとジンジャーエールになります。
また、体が冷えるという方はジンジャーシロップ大さじ1程度に150㏄のお湯を加えるとほんのり甘いしょうが湯を作ることができます、
その他にも、ヨーグルトに混ぜたり、シリアルのトッピングに加えたりと使い方は自由自在!
もちろん、シロップだけでなく、スライスした生姜も食べられます。
管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る
簡単でインナーケアに役立つジンジャーシロップを是非お試しくださいね。