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瞳の健康
食べて守る!

瞳の健康は食べて守る!

もう夏も後半戦ですが、太陽のパワーにまだまだ圧倒されますよね。
「紫外線対策は初夏から十分にしている」という人でも、なんとなく日焼けしてしまった、紫外線の影響が体にも出ている、という人も少なくないはずです。

紫外線をたくさん浴びると体内で活性酸素が多く発生し、細胞を攻撃することによってお肌のトラブルにつながる原因となります。また乾燥によってお肌だけでなく、頭皮や髪の毛もパサパサになるのです……。

そんなことはもはや常識! お肌や髪の毛をしっかりケアする人は増えていますが、実はケアを怠りがちなパーツが瞳です。アイケアもこの時期はとっても大事!
今回はそんな瞳を体の内側からケアするためにおススメなブルーベリーについてご紹介します。

瞳も紫外線によって日焼けする?

最近はお肌以外に髪の毛にも使える日焼け止めも多くみられるようになり、使っている人も増えてきました。
しかし、意外とケアできていないのが「瞳(目)」です。

強い紫外線を受けた瞳は炎症を起こして充血を起こす以外にも、ドライアイ、疲れ目の原因にもなります。
UVカット機能のあるサングラスやコンタクトレンズでしっかりとUVケアをしましょう。

スマホやPCの人も要注意!

外に出てないから紫外線も浴びてないし、大丈夫!と思っている方も要注意。
最近はスマホやPC、ゲーム機など駅書画面を見る機会が多く、そこから発される光、いわゆるブルーライトによって目に刺激を与え、日焼けの時と同様に充血やドライアイ・疲れ目の原因となります。

1時間に1回は休憩をはさむ、目薬を使用して目の乾きを予防するなどケアが必要です。

今が旬のブルーベリーで瞳の健康を守る!

上記でご紹介した瞳ケアは外側からですが、もっと大切なのは内側からのケアです。
実は夏に旬を迎えるブルーベリーには活性酸素から身を守る「抗酸化作用」がとても高い食材で目の健康についても多くの研究がすすめられています。
ブルーベリーの特徴でもある「濃い紫色」は「アントシアニン」という色素によるものです。

私たちは目に光が入ってくると網膜にある「ロドプシン」と呼ばれるたんぱく質に情報が渡され、ロドプシンが分解されることによって脳へと信号を送ります。
この分解されたロドプシンが再度合成されることにより、また外から入ってきた光の情報を受け取り、脳に伝達するという流れがスムーズにいきます。
しかし、この再合成がうまくいかないとぼやけて見えたり、目がしょぼしょぼしたりする原因となるのです。

アントシアニンはロドプシンの再合成を助けると言われていますので、目の使い過ぎによる疲れ目を助けてくれるのです。さらにブルーベリーにはビタミンEも含まれます。
ビタミンEは別名「若返りのビタミン」とも呼ばれており、抗酸化作用に加えて血流をスムーズにする働きがありますので、スッキリをした目元作りに役立ちます。

ブルーベリーの上手な取り入れ方

生のブルーベリーは旬である夏場はスーパーでも手に入れやすいですが、それ以外はなかなか手に入り辛いこともあります。そんな時は冷凍のブルーベリーやブルーベリージャムもおススメです。
また、生のブルーベリーを使いきれない!という時は冷凍することもできますので長期保存が可能になります。

ブルーベリーはそのままヨーグルトに入れてもおいしくいただけますがミキサーにかけてスムージー状にすると一度にまとまった量を摂ることが出来ます。
しかし、一度に大量に摂ったからといって急に目が良くなるというものではありません。

少量でも続けて摂ることで目の健康やそのほかの体のサビを内側から防いでくれるのです。

アントシアニンを含む他の食材は?

ブルーベリーばかり食べられない!という人はアントシアニンを含むその他の食品にも意識を向けてみましょう。
アントシアニンはプルーンやアサイーベリー、茄子や紫キャベツ、黒豆などにも含まれています。

アサイーベリーはここ数年、健康や美容に良い食材として多く取り上げられているほか、茄子は夏から秋にかけて旬を迎え、また普段の料理にも取り入れやすい食材のひとつではないでしょうか。

いかがでしたか。普段の食事やデザートにきれいな紫色であるアントシアニンをプラスして内側から輝く瞳づくりを始めてみましょう!

著者プロフィール

磯村 優貴恵

管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る