もうすぐバレンタイン!
知っておきたいチョコレートの魅力
もうすぐ2月14日、バレンタインですね♪
普段からお世話になっている人や大切な人にチョコレートを渡す人も多いのではないでしょうか。
最近ではさまざまな形や色、味のチョコレートも増えて、毎年この時期になると街中がチョコレートでカラフルになるのも楽しみの一つです。
今回はそんなチョコレートの魅力についてご紹介しましょう。
チョコレートの原料「カカオ豆」は
スーパー美容食材!
チョコレートの原料は「カカオ豆」です。
カカオの実はラグビーボールのような楕円形をしており、大きさは20センチほど、その中に30~40粒のカカオ豆が入っています。
カカオ豆を砕いたり焙煎したりといった一連の工程を経て、その他の材料と混ぜ合わせてできたものが一般的に販売されている「チョコレート」となります。
口に入れるとゆっくり溶けていくのはカカオに含まれているココアバターという脂肪分が含まれているためです。
意外に知らないチョコレートの
健康効果
「お菓子」のイメージが大きく、体に悪いのではないかと思われがちなチョコレートですが、昔は健康に役立つとされ、薬としても用いられていたほど大切にされていました。
スーパーなどでよく見かけるミルクチョコレート100gあたりの主な栄養価は以下の通りです。
エネルギー:557kcal
たんぱく質:7.4g
脂質:34.0g
炭水化物:55.4g
カリウム:440mg
カルシウム:240mg
マグネシウム:74mg
鉄:2.4mg
亜鉛:1.6mg
食物繊維:3.9g
ミルクチョコレートはカカオバターや牛乳、砂糖などが添加されているため、エネルギーや脂質は高めですが、カカオ本来の持つ栄養素もしっかりと含まれています。
むくみ予防に役立つカリウムや貧血予防に欠かせない鉄分、細胞の生まれ変わりに必要な亜鉛も含まれているのです。
さらにおなかの調子を整える食物繊維も豊富。
お菓子というと糖質や脂肪のイメージが強いですが、ミネラルや食物繊維といった栄養素も含まれるのはチョコレートならでは。
今年は乳酸菌入りチョコレートといった機能性表示食品としてもラインナップしています!
また、同じくカカオ豆を原料として作られるココア(ピュアココア・純ココア)100gあたりの主な栄養価は以下の通りです。
エネルギー:271kcal
たんぱく質:18.5g
脂質:21.6g
炭水化物:42.4g
カリウム:2,800mg
カルシウム:140mg
マグネシウム:440mg
鉄:14.0mg
亜鉛:7.0mg
食物繊維:23.9g
ココアはカカオ豆に含まれるカカオバターという脂肪分を取り除いている分、またピュアココアは砂糖やバターなどを添加していない分、エネルギーや脂質がチョコレートに比べて少ないのが特徴です。
牛乳に溶かしてミルクココアにするとカルシウムの補給もできます。
これらの成分のほかに、チョコレートには「カカオポリフェノール」が含まれています。
その名の通り、ポリフェノールの一種で抗酸化作用が高く、美容と健康にも役立つ成分とされています。
また、チョコレートやココアの苦み成分はテオブロミンと呼ばれるもので、カフェインと同じような興奮作用があり、集中力を高めたいときに役立つといわれています。
勉強の合間にチョコレートを食べるとやる気が出る、というのはチョコレートに含まれる糖分とテオブロミンの働きから来ているのかもしれませんね。
チョコレートを食べ過ぎると
美容に悪い、はウソ!
チョコレートを食べるとお肌が荒れる……という話もありますが、これはウソ。
チョコレートそのものがお肌に悪い影響をもたらすということではありません。
むしろチョコレートの原料でもあるカカオにはカカオポリフェノールが含まれており抗酸化作用があるため、健康的なお肌をキープするのに役立つのです。
しかしチョコレートはそのまま口にするととても苦みがあるため、砂糖やバター、牛乳などを加えて食べやすいように加工されているものがほとんどです。
そのため、チョコレートを食べ過ぎると同時に脂質や糖質もたくさん摂りすぎてしまい、それが肌荒れの原因となるのです。
チョコレート×イチゴが最強の
組み合わせ
チョコレートにはさまざまな栄養素が含まれていますが、美肌や風邪予防に欠かせないビタミンCは含まれていません。
そのため、この時期から出回る果物でビタミンCも豊富に含まれるいちごと組み合わせるとヘルシーなおやつが出来上がります。
なるべく添加物が少ないチョコレートを刻んで50度ほどのお湯で湯煎して溶かし、いちごにつけて冷やすと簡単にお洒落なスイーツの完成です。
チョコレートが固まる前に細かく砕いたナッツをまぶすとミネラルや良質な脂質も摂ることができます。
管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る
美味しくて栄養価の高いチョコレート。
ついついたくさん食べてしまいそうになりますが、どんな食材も食べ過ぎは禁物です。 この冬はチョコレートを味方につけて美味しく綺麗になりましょう!