4月26日は「よい風呂の日」 正しい入浴で巡りのよい体づくり を紹介。サプリメント・健康のお得な情報。カラダにキク「サプリ」

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4月26日は「よい風呂の日」  
正しい入浴で巡りのよい体づくり

4月26日は「よい風呂の日」 正しい入浴で巡りのよい体づくり

春の日差しが心地よいこの時期。気温が上がってくると湯船に浸かることが面倒に感じる人が増えるようです。
でもお風呂には嬉しい美容&健康効果がいっぱい!
今日4月26日は「よい風呂の日」ですから、さっそく入浴の効果効能を確認し、今夜のバスタイムを見直してみませんか?

お風呂に浸かるのは日本人ならではって
ホント?

海外旅行に行っても大抵シャワールームがあるように、水を浴びることによって体をきれいにするという文化はほとんどの国で共通しています。
しかし「湯船にゆっくり浸かる」となると、日本以外の国ではあまり頻繁にみられる光景ではありません。
この理由は諸説あるようですが、大きく分けて2つあるとされています。

1、入浴の目的に「リラックス」を重視するのは日本人くらいだから
海外では「体を清潔に保つ」ということが一番の目的であるため、シャワーで十分と考えるのが一般的だといわれます。 しかし日本人の場合、体を清潔に保つということはもちろんですが、湯船にゆっくり浸かることで「リラックスする」ということがお風呂に入る大切な目的の一つ。
入浴剤や精油、地方の温泉巡りなど、お湯の色や香りを楽しむのも「湯船に浸かってリラックスする」という目的や習慣があるからこそと考えられます。

2、 独特の日本の地形が豊かな水や温泉をもたらしている
日本は海に囲まれ、山(火山)や川などの自然も多く、また四季がはっきりしていることから水が豊かな国の一つとして知られています。
さらに豊富にある水が衛生面でもきれいで、比較的安全、飲んでも美味しいといった特徴があるのです。
日本人にとっては蛇口をひねれば当たり前に出てくる水ですが、世界規模で考えるとこの水は非常に貴重なもので、一日に一人が桶一杯程度の水を使用できない国さえあるのです。

これら2つの理由から「湯船につかる」というのは自然豊かな日本だからこそ広まったのではないかと考えられています。

お風呂に浸かって巡りの良い体づくりを

湯船につかることで得られる最大の効果は「体を芯から温められる」ということではないでしょうか。
気温がだんだんと高くなるこの時期でも朝晩は冷えることもありますし、手足はいつも冷えている……という人も少なくありません。
そんな時こそゆっくりと温かいお風呂に浸かることで全身がぽかぽかと温まりやすくなります。

特に運動をする習慣がない方にとって、湯船に浸かって体を温めるということはとても重要なことといえます。
全身をくまなく巡っている血液は体のすべての細胞に酸素と栄養を運ぶ役割や、老廃物を回収する役割があります。 体が冷える=血流が悪くなることは、この一連の流れに大きく影響し、体調を崩す原因にもなりますので、私たちは健康維持のために適度な運動を日々取り入れることが必要ですが、入浴も同じように血流促進に一役買っています。

お風呂に入るタイミングで消化の
効率が変わる!?

最後に、お風呂に入るタイミングについて豆知識を公開しておきますね。
皆さんはどのタイミングでお風呂にはいりますか?
多くの方が食事の前後どちらかに入っているのではないでしょうか?

実は、お風呂に入るタイミングと食事のタイミングには大きな関わりがあるのです。
お風呂に入ると全身に血液が巡ることでぽかぽかと温かくなります。
しかし、食事をすると胃腸に食べ物が入るので、それらを消化しようと血液が胃腸に集中します。
そのため食事をしてすぐに湯船に入ると胃腸に集中するはずの血液が全身に分散されるため、消化不良になる原因となってしまうのです。
従って食後に入る場合は1~2時間経ってからから入ったほうが良いのです。
一方、食前にお風呂に入ると全身の巡りが良くなりますが、空腹の状態で高温・長風呂をすると貧血やめまいの原因にもなりますので注意が必要です。

どちらにしてもお風呂は体温よりも高い温度ですから、水分が出ていきやすい状態で長風呂をすると特に脱水に陥りやすくなります。
お風呂の前後には必ずお水を1杯補給すること忘れずに!

ミネラルを含む天然塩や日本酒などを湯船に入れるとより温まりやすくなったり、ゆずの皮やグレープフルーツの精油などで香りを楽しむとよりリラックスできたり、お風呂の楽しみ方は無限です。
季節の変わり目だからこそ湯船にじっくり浸かって、巡りのよい体づくりをしてくださいね!

著者プロフィール

磯村 優貴恵

管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る