クエン酸を多く含む食品
クエン酸と聞くだけで口の中に唾液が溢れ「酸っぱい」感覚が起こる人も多いはず。その言葉通り、クエン酸は酸味の成分です。そしてクエン酸を多く含む食品として以下のものが挙げられます。
- レモン
- グレープフルーツ
- いちご
- パイナップル
- キウイ
- 梅干し
- お酢
- ローズヒップ
- ハイビスカス
- アセロラ
いずれも爽やかな酸味を持ち合わせる食品に多く含まれているので、このような食品が好きな方はクエン酸を上手に摂取できているのではないでしょうか。またこのような食品を食べることでクエン酸と疲労回復の関係を実感できる人も多いでしょう、
食品によって異なりますが、食品からのクエン酸の摂取目安量は柑橘類ならば1個、いちごのような小粒なものならば5~6粒、梅干しなら2~3個を目安に食べると良いでしょう(ただし、塩分の調整が必要な人は塩分濃度や食べ過ぎに注意が必要です)。クエン酸は加熱しても壊れないという性質があるため、果物ならば焼き菓子に練り込んだり、ジャムにしたりと加工することで食べやすくなります。梅干しやお酢は肉や魚と一緒に煮込むとうま味が増して、無理なく食べられます。また、ローズヒップやハイビスカスはお茶として楽しむことができます。特にハイビスカスティーは、その鮮やかな赤色から、女性に人気のハーブティーです。
クエン酸を取り入れるには
クエン酸はいわゆる「すっぱい」という感覚をもたらす成分です。そのため、果物やお酢など、日常的によく口にするものに含まれています。しかし、最近では食物などに含まれる自然のクエン酸だけではなく、加工をし人工的に作られたクエン酸がサプリメントとして販売されるようになりました。これは、クエン酸の効果効能がよく知られるようになっているからです。
ちなみに、サプリメントなどから摂取できるクエン酸は人工的に作られたものが多いようです。人工的なクエン酸は、芋類に含まれている食物のデンプンを原料として製造されています。デンプン、または糖をコウジカビの一種で発酵させることによって人工的にクエン酸が出来上がるのです。
昔は、天然のレモンなどからクエン酸を分離させて製造していたため、とても高価なものでしたが、現在では研究技術の進歩により、大量かつ安価で購入できるようになりました。人工的に作られたクエン酸と自然に摂取できるクエン酸では、体内での働きに変わりがありませんが、クエン酸を含む自然の食品には、ビタミンやミネラルも含まれていますので、摂取するクエン酸によっては含まれる栄養素にも異なりがあると言えるでしょう。また自然なかたちの食品から摂取すれば、クエン酸の摂取目安量やクエン酸の副作用について心配する必要もありません。
2005年にダイエット・部分痩せ専門クリニックとして渋谷DSクリニックを開院。 ダイエット専門医師としてダイエットにおけるあらゆる独自のノウハウを培ってきたパイオニア的存在。 ヒトが持つ本来の美しさを活かし、正しいダイエット方法を全ての人に伝える。的確なアドバイスが評判。