セロトニンを増やす方法について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

うつ病の人に足りていないと考えられる脳内物質セロトニンは、通称ハッピーホルモンと呼ばれ、この物質は私たちがさまざまなストレスに打ち勝ちながら生きて行く上で必要な物質です。このセロトニンはある３つのことをすると増えることがわかっています。

食事以外でセロトニンを増やす方法は３つあるとされています。一つ目が太陽の光を浴びることです。朝、15分程度で良いので太陽の光を浴びると体内時計がリセットされるだけでなく、自律神経も整い、特に交感神経が刺激されることでセロトニンが活性するのです。さらにこの行動を取っておくことで、夕方以降は体内でメラトニンという睡眠に関係するホルモンが分泌され、自然に眠くなったり、深い眠りにつきやすくなります。いずれも自律神経系を整えることになるので、うつ病の症状改善に効果的です。
２つ目が咀嚼にも通じますが「リズム運動です」。ウォーキング、呼吸法、咀嚼に共通しているのが一定のリズムで繰り返し行うということです。このリズム運動は体をリラックスさせ、セロトニンの活性に役立つことがわかっています。そして３つ目がスキンシッップです。家族との会話やマッサージ、髪の毛を撫でる、頭を撫でてもらう、などのスキンシップはセロトニンを活性させストレスを低減させます。ハグ、膝枕、握手などでもいいですし、一人暮らしであればエステやマッサージに行ったり、ペットとの触れ合いでも効果的です。