めまいの原因とは?について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【めまいの原因とは?】

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めまいの原因は主に「耳」「脳や神経」が原因になることが考えられますが血圧の変化やストレスで起こる場合もあります。立ちくらみなどもめまいの一種です。一般的にはめまいのうち15%程度が内耳の障害によって起こるとされています。しかし原因を突き止めるには放置せず、医師に診断を仰ぐことが大切です。背景には大きな病気が隠れていることもあります。それぞれの原因にあった対策を行うためにも、専門家に相談するべき症状です。


めまいは、からだの姿勢のバランスを保つ機能に障害が起こると生じます。一口にめまいといっても原因はさまざまです。めまいは耳が原因の場合、脳や神経が原因の場合、血圧の変動に関係する全身の病気、さらには不安や心配事、ストレスなども原因となる可能性があります。

耳が原因のめまい

めまいの原因の中で最も多いのは耳が原因の場合です。耳は音を聞く働きがありますが、ほかにもからだのバランスを保つ働きを担っています。内耳にある「三半規管」の内部はリンパ液で満たされているため、からだが動くとリンパ液の流れが変わり、どの方向にからだが向いているかがわかります。「耳石器」は、まるでわらびもちのような粘着性のある耳石膜というところに、小さな粒状の耳石がたくさんついた状態になっています。頭を傾けると、耳石膜の上の耳石が動くことでその刺激が耳石膜の下にある感覚細胞に伝わり、体の傾きや重力、加速度がわかります。
「三半規管」と「耳石器」からの感覚情報は「前庭神経」によって脳幹へ伝えられます。そのため、これらの「三半規管」、「耳石器」あるいは「前庭神経」に異常が生じると、めまいが起こります。さらに異常が生じている場所によって、耳鳴りや吐き気・嘔吐などの症状を伴います。
内耳の障害によって起こるめまいの総称を内耳性めまいといい、めまいを起こす病気の中で15%前後を占めているといわれています。

脳や神経が原因のめまい

脳では、目・耳・体からの情報を統合して、からだのバランスをとる、姿勢を制御するための司令を出しています。そのため、脳出血や脳梗塞が起こると、からだの平衡を保つ働きのある小脳や脳幹に血液が十分に運ばれず、働きが異常となりめまいが起こります。また、首から脳へとつながる椎骨(ついこつ)動脈と脳底(のうてい)動脈の血液が不足しても、脳に十分に血液が運ばれずめまいが起こります。
ほかにもからだのバランスを保つ情報を脳へ伝える前庭(ぜんてい)神経などに腫瘍ができてもめまいが起こります。

そのほかの異常が原因のめまい

耳や脳に異常がなくても、そのほかにもさまざまなことが原因でめまいは起こります。たとえば、血圧が急激に低下もしくは上昇すると、脳に送られる血液量が不安定になり、めまいが起こることがあります。横になった状態や座った姿勢から急に立ち上がったときに、めまいが起こることがありますが、これは急激にからだを動かしたことによる血圧の低下が考えられます。
ほかにも、不安や心配事、ストレスなどが積み重なった場合にもめまいが起こることがあります。

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【めまい(目眩)をもっと知る】

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