風邪を予防する方法について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【風邪を予防する方法】

kaze

風邪を予防する方法として一番大切なのは「うがい手洗い」になります。あまりに基本的すぎてがっかりするかもしれませんが、手洗いの方法やうがいの回数を見直すだけで、風邪にかかるリスクはぐっと低下します。特に乾燥の季節は徹底して行いましょう。ここでは正しい「うがい手洗い」についてもご紹介します。また除菌と風邪の関係についても解説します。

風邪をひいてしまったら1日でも早く治したいと思いますよね。しかし風邪の症状が出ている時はもう治り始めの時なのです。熱、鼻水、咳などの症状は全て治るためのプロセスです。そのため風邪は治すより予防の方が大切になります。「風邪を治す」ではなく、「風邪を予防する」ことを重点的に考えるようにしましょう

風邪を予防する最大の方法はうがい手洗い!

毎日同じような生活をしていても、風邪をひく時は引きますし、引かない時は引きません。私たちが生活している環境には常にたくさんのウイルスがいるので、風邪をひく確率はほぼ毎日同じです。しかし、健康であれば体の中にウイルスが入ってきてもウイルスは除去されて風邪には至りません。しかし疲れていたり、体力が落ちていたり、空気が乾燥しているといった悪条件が重なると風邪をひいてしまうのです。冬は特に風邪やインフルエンザの季節と言われますが、これは空気が乾燥することで風邪のウイルスが蔓延しやすくなるからです。また喉や鼻などの粘膜に風邪ウイルスが付着した場合、やはり乾燥していると阻止しづらくなり風邪をひいてしまいます。風邪をひいている人はどこにでもいますし、風邪のウイルスはどこにでもあるものです。そのような状況の中で、風邪のウイルスを除去する方法はまずうがい手洗いに限ります。うがい手洗いをこまめにすることで接触したウイルスが侵入するのを阻止する回数を物理的に増やすことができます。また、喉や鼻の奥の粘膜をうがいで潤すことができます。いずれも風邪のウイルスを阻止するのに役立つのです。そしてもう一つがいわゆる「免疫を高める」ということです。どんなにうがい手洗いでウイルスの侵入を阻止しても、ウイルスは入ってくるもの。それを攻撃するには免疫力を高める必要があります。私たちの免疫の状態は一定ではありません。疲れていたり、寝不足だったり、お腹の調子が悪いなど、不調があるときには低下するものです。そのため、体の調子を整えておくことが免疫を高める第一歩になります。

意外にできていない正しいうがい

うがい手洗いなど子どもの頃から身に付いた習慣ですから、やれていない人はいないと思いますが、意外に正しいやり方はできていない人が多いのです。まずはうがいですが、これは喉を潤すことが最大の目的ですので、口をゆすぐのではなく、やはりガラガラと音を立てるようなしっかりとしたうがいで喉の汚れを取り除いてください。またうがいができない場面ではお水やお茶を飲むだけでも良いのです。飲み込むことで喉エリアの付着で止まっていたウイルスは体内に入りますが、体内では胃酸などの消化液によって滅菌されます。だいたいウイルスが付着して20分程度で細胞内に取り込まれると言われています。20分に1回のうがいは現実的ではありませんが、1時間に1回程度、あるいは1時間に1回程度は水分補給を意識的に行うことが風邪予防のうがいになります。

意外にできていない正しい手洗い

手洗いの方法としては手首、親指の付け根、指の股、爪の間などが特に洗い足りない場所であることがわかっています。水で洗い流すだけでなく、しっかり石鹸を使用して手首を掴むように洗ったり、掌に指を立てて爪の間を洗ったり、指と指の間もマッサージするように洗うのが正しい手洗いです。これをすると洗うのに30秒、洗いながすのにも30秒はかかります。外移出先でアルコールに夜除菌を行う場面が増えていますが、アルコール等で殺菌をすることができてもそれを洗い流せるのはやはり「手洗い」です。アルコール消毒液を持ち歩いてこまめに除菌するのは悪いことではありませんが、やはり洗い流した方が効果的です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【風邪をもっと知る】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【風邪をもっと知る】