あなたはどっち?大きく2つある冷え性のタイプについて解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【あなたはどっち?大きく2つある冷え性のタイプ】

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冷え性と言っても大きくは2つのタイプに分類することができます。末端冷え性と内臓型冷え性です。ここではそれぞれの原因やセルフチェック方法、ケア方法についてまとめています。特に内臓型冷え性は意外な病気の原因になっていることもあるので注意が必要です。

冷え性と言っても幾つかのタイプがあります。手足がとにかく冷える四肢末端型冷え性、下半身型冷え性、全身型冷え性、局所型冷え性と大きく5つに分類することができます。ただ冷え性だと感じている多くの人が、末端冷え性(四肢末端型冷え性)か内臓型冷え性のいずれかであることが多いようです。そこでここでは末端冷え性と内臓型冷え性のそれぞれについて考察していきましょう。

手足の冷えばかりが気になるなら…

手足だけ異常に冷たい、寒いと感じるのが末端冷え性です。運動をして全身はポカポカで発汗もしているのに、どうしても手足だけが冷たいという場合も末端冷え性と判断して良いでしょう。手に強い冷えが起これば、手指が動かしにくくなり細かい作業がしにくくなります。足にそれが起これば、むくみやすくなったり痛みを感じることもあります。あるいはしもやけ、あかぎれ、爪の色の変色や爪の脆さなどにもつながります。

末端冷え症の原因

末端冷え性は血行不良が原因で起こります。体の隅々まで血液が通っていないサインと言い換えても良いでしょう。血行不良が起こる最大の原因は運動不足か筋肉量の不足です。特に下半身は足を動かさなければ心臓から送られた血液が再び心臓に戻りにくくなります(横たわった姿勢ももちろんOKです)。足の指は冷えている人が多いですが、足の指をしっかり使って歩いている人やアスリートのように足指をしっかり使っている人は足の冷えは気にならないのです。また運動はしている、こまめに動いているのに末端に冷えを感じる場合は筋肉量の不足を疑ってみましょう。筋肉はポンプのような役割を果たし、血液を流すのに不可欠ですが、筋肉量が少なければポンプが足らず、血流も悪くなります。他に考えられるのが「締め付け」です。きつい靴を履いている、補正下着をつけている、ピタピタのデニムを穿いているなど、体を締め付けるようなことをしていると当然血流が悪くなり、末端まで血液が送られなくなります。そして意外に盲点なのが、物理的に「冷やしている」ことがあるということです。例えば指先について、いつも露出したり冷たい水を長時間触る作業をしていれば、当然強い冷えを感じます。足先はもっと身近なものが冷えの原因になりますが、それが「靴下(ストッキングも)」です。終日湿った靴下を履いていれば、それは雨に濡れた靴下を履いているのと同じで、足先から熱を奪い冷やします。別に雨の日でなくても足裏は発汗しやすい場所ですから、いつもそれに近いことが起こっています。足の冷やしたくなければ、室内履きに履き替えたり、5本指ソックスで通気性をよくしたりする工夫は必要なのです。

汗っかきさんでも意外に多い内臓型冷え性…

末端冷え性とは別に内臓型冷え性があります。内臓型冷え性の特徴として、「お腹が冷えていると感じる」「よく風邪をひいたり下痢(あるいは便秘)をしたりする」「体の内側から冷えを感じる」「厚着が苦にならない」「時にホテルを感じる」「汗はかきやすい」といった特徴があります。冷えといえば手足の末端が冷えるイメージが強いことや、汗をかきやすかったりすることから「隠れ冷え性」とも言われます。また冷えとは直接関係なさそうに思えますが、疲労感が取れない、頭が疲れやすいといった症状も内臓型冷え性の人に起こりがちです。


他にも内臓型冷え性の特徴として以下をチェックしてみてください

・冷房の効いたところにいるとお腹の調子が悪くなる
・末端より、二の腕や太ももの冷えがきになる
・手先や足先の末端より全身が冷えている感じがする

内臓型冷え性の原因

内臓型冷え性の原因は幾つか考えられますが、1つ目が冷たいものを抵抗なく飲んでいることです。冬でもアイスコーヒーを飲んだり、冷蔵されたペットボトルのドリンクを飲んだりしていては内臓は冷えます。もう1つが食事量が不足している、または咀嚼があまり必要でない食事をしているかのいずれかです。食事をして胃腸が消化のために働くには相当のエネルギーを必要とし、その消化のために体は熱(カロリー)を消費するほどです。しかしほとんど咀嚼の入らない柔らかいものばかり食べていたり、あるいは食事を抜いたりしていたら消化による熱も作られません。食べることも内臓にとっては「運動」です。この運動りょうが少なくなっていないかを確認しましょう。また体の外側の筋肉を動かすいわゆる運動が少なくても当然内臓型冷え性も起こります。

内臓型冷え性は万病の元に

内臓が冷えることで、当然内臓全体の血流は悪くなり、あらゆる臓器の機能が低下します。代謝も下がるので、疲れやすくなる、肌が荒れる、免疫が低下するといったことも起こりますし、胃腸が冷えれば便秘や下痢になるでしょう。また最終的には脳まで冷えが影響を与え、頭の働きが鈍くなることで疲労感を感じやすかったり集中力が続かなくなったりすることも報告されています。特に女性にとっても問題なのが、妊娠しづらくなったり生理トラブルが起こりやすくなったりすることです。内臓型冷え性は万病の元と言い換えられます。

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【冷え性をもっと知る】

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